【愛知県岡崎市】ベトナム食材店「VIỆT Á QUÁN(ヴィエト・ア・クァン)」

2023.9.17追記
2階にあった食堂は閉まっており、現在は食材店のみの営業となっています。
情報をお寄せいただいたフォロワーさま、ありがとうございました!

買って、食べて楽しめるお店

「4月末に岡崎市にベトナム料理店がオープンしました」とベトナム人の読者の方より口コミをお寄せいただき、そのお店「VIỆT Á QUÁN(ヴィエト・ア・クァン)」へ行ってきました!。

こちら1階がベトナム食材店、2階が食堂と面白いつくりになっていました。

食材店の入口

食堂へ上がる階段

 

それでは早速、食材店の店内から見てみましょう!

 

1階店内

店内へ入ると、左手にレジがあり、中央の棚にはインスタントコーヒーや各種ミックス粉が並んでいました。

調味料、常温食材

豊富な調味料!

独特なイラストが特徴のカレーパウダーは1袋100円

フォーやブンなどの乾麺、各種インスタント麺、

ハノイ産のウォッカ、DAI VIETビール、そしてベトナム人が大好きなインスタント麺の「ハオハオ」。

ハオハオはケース単位で売られていました!

 

冷蔵食材

サッポロビールが入っていたであろう冷蔵庫には、ベトナムハムが数種類入っていました(中段のものは丸鶏だったような・・・)。

冷凍食材

冷凍ケースにはレモングラス、唐辛子、ジャックフルーツ、ライムリーフ、揚げ春巻き、揚げパンなど。

お肉は一般的なスーパーには売っていない、いろいろな部位がありました。

新鮮なハーブや野菜

こちらのお店、野菜やハーブの種類が多く、新鮮な感じがしました。

もう1つの冷蔵庫にも野菜やハーブがぎっしり!

左:cà pháo(カーファオ)と呼ばれるベトナムの小茄子
右:đậu đỏ(ダウドー、小豆)。新鮮なものは初めて見たかも・・・

左:ハヤトウリ。ベトナムではSu hào(スーハオ)と呼ばれています
右:店員さんが「酸っぱいよ~」と言っていた青マンゴー。サラダに使うのでしょうか?

目に留まった食材3品

ここでは、こちらのお店でしか見たことのない商品で、わたしの目に留まったものを3つご紹介します。

まずはこの透明な液体。

どうやら香料のようで、店員さんが「チェーに入れると香りがよくなります」とおっしゃっていました。

写真を後からよく見てみたら、パッケージに「dầu chuối(dầu =油、chuối=バナナ)」とあるので、どうやらバナナの甘い香りがするオイルのようですね。

そして、2つめの商品は、‟バイン・チャン・チョン(bánh tráng trộn)”を作るキット。

バイン・チャン・チョンはベトナムのおつまみやおやつで、ライスペーパーの細切りと干し海老・青マンゴー・香草などを和えた、学生に人気のストリートフードです。

ちょっと辛くて、とてもおいしいです。

最後にご紹介するのは、‟ハッ・ルー(Hạt lựu)”の素(写真左のピンクと緑色のもの)。

ハッ・ルーはザクロの実に見立てたゼリーのような食べもので、クワイとタピオカ粉から作られます。

チェーの具材として使われ、シャクシャクした歯ごたえが特徴です。

左:ホーチミンのチェー屋台。赤や緑色の粒々に見えるものがハッ・ルー
右:色鮮やかなハッ・ルー

「これ、どうやって作るのかなぁ?手づくりするとしたら、すごく細かい作業になりそうだなぁ」と思っていた食材なのですが、こんな便利なものがあるとは知りませんでした。

ちなみに、ハッ・ルーの隣に並んでいた緑色の食材は、ベトナム北部特産の緑色のもち米

上の写真は、‟チャーコム(chả cốm)”と呼ばれる豚肉版さつま揚げのような食べもので、中に緑色のもち米が入っています。

他にお菓子に使われたりするようです。

 

では、2階へ上がってみましょう!

 

2階店内

2階の食堂の様子。

壁には温かみのあるかわいいイラストが描かれていました。

卓上調味料をチェック!

ヌックマム(ベトナムの魚醤)、にんにくと唐辛子の酢漬け、サテ(辛味調味料)、チリソースが置いてありました。

全メニューの紹介

ランチセットはなかったのですが、単品料理が豊富にありました。

全メニューの写真を撮ってきたのでお見せします↓↓↓

1人だと1~2品しか食べられないので、数人で来ていろいろな料理をシェアしたいなぁと思いました。

わたしはこの中から‟ブンダウマムトム”を注文。

 

食べたもの

ブンダウマムトム(Bún đậu mắm tôm) 880円

ブンダウマムトム(Bún đậu mắm tôm)とは?

ベトナム北部のご当地麺。揚げ豆腐とブン(細い米麺)を“マムトム”という発酵海老味噌だれで食べる麺料理。具が豪華だと、ゆで豚、さつま揚げ、きゅうりやハーブなどがつくことも。

この見るからに怪しい色(笑)をした調味料・マムトムはベトナム人でも苦手な人がいるほど臭いのですが、海老の旨味が凝縮された味は、好きな人にとってはヤミツキになる味です!

タレにするときはマムトムに唐辛子やライム果汁を加えます。

ここでうれしかったのが、ブンダウマムトムの具に揚げ春巻き(写真左端に見えるもの)と腸詰(写真右端)が付いていたこと!

これは初めての経験でした。

腸詰はこちら。ベトナム語で‟dồi sụn nướng”というようです。

見た目は揚げ春巻きと似ていますし、中に詰まっている具材もほぼ同じのように感じたのですが、腸詰のほうには軟骨が入っていてコリコリした食感が良かったです。

 

ブン(米麺)と揚げ豆腐を箸で取って、マムトムダレに付けてパクリ。

付属のミントやキンゾイ(シソと似たハーブ)と一緒に食べるとサッパリといただけて、とてもおいしかったです。

バインミー(Bánh mì) 550円

バインミーはテイクアウトで注文しました。

少し甘め・水分少なめのフランスパンにレモングラスで味付けされた豚焼肉が入っていました。

 

食べて、買って、楽しめる「VIỆT Á QUÁN(ヴィエト・ア・クァン)」。

ベトナム料理が好きな方にはたまらないお店だと思います!

 

三河地方はまだまだお店が少ないので、これからもっと増えるといいなぁと思いました。

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VIỆT Á QUÁN(ヴィエト・ア・クァン)
https://www.facebook.com/VietAsianFoods/
住  所:愛知県岡崎市伝馬通2-25-2 ※名鉄「東岡崎駅」から徒歩15分弱
T E L :080-7843-8393
営業時間:火-金 11:00~20:00、土日 10:00~20:00 ※月曜定休

gucci

中国(上海・北京)7年、ベトナム(ホーチミン)3年弱の約10年間のアジア生活を経て、2016年より愛知県在住。近年日本で生活するベトナム人が増えている中で、少しでも多くの方にベトナムに興味を持っていただけたらな・・・。そんな思いで、(素人ですが)ベトナム料理のレシピ、日本で買えるベトナム食材、愛知県のベトナム料理店などの紹介をしています。