モーの葉入り卵焼き(trứng chiên lá mơ)を作ってみた!

「lá mơ(ラーモー)」という植物

ベトナム北部出身の友人がベランダで育てていた、初めて見る葉っぱ。

「これは、lá mơといいます。ベトナムでは犬肉と一緒に食べたり、刻んで卵に混ぜて焼いて食べたりします」

と教えてくれました。

あと、後で教えていただいたのですが、ヤギ肉とも一緒に食べるそうです。

クセのあるお肉にクセのある葉っぱを合わせる感じでしょうか。

ベトナムでわたしはこの葉を見たことがなかったので、興味深々!

 

いま思えば・・・

ホーチミンのカフェで食べた、ランチに付いていた卵焼き。卵焼きに謎の緑色の植物が入っていて、最後まで何か分からずにいたのですが、いま思えばこれが「lá mơ」だったかもしれません。

その後、ベトナム食材店でラーモーを発見!

1袋50g入りで300円でした。

まず、そのままかじってみると、苦い・・・硬い・・・!

お世辞にもおいしいとは言えませんでした・・・。

 

そこで、加熱したらどうだろうと、モーの葉入り卵焼き(trứng chiên lá mơ)を作ってみることにしました。

参考にしたのはベトナムの方々がアップされているYouTubeです。

動画をいくつか拝見してから、早速作ってみました。

 

モーの葉入り卵焼き(trứng chiên lá mơ)を作ってみよう♪

材料

材料はシンプル!

  • モーの葉 50g
  • 卵 2個
  • ヌックマム 数滴
  • 塩 小さじ1/2
  • 胡椒 少々

だしの素や味の素を入れるレシピもあるので、こちらはお好みで♪

モーの葉ですが、表側は緑色、裏側は紫色をしていて毛羽だっています。

 

作り方

よく洗ったモーの葉をドサッとまな板に置きます。

大葉を刻むときのように、葉をきれいに重ねなくても大丈夫です!

左手(左利きの方は右手)をまるめて葉全体をつかむようにおさえて、右端からザクザクと細めの幅で刻んでいきます!

ボウルに刻んだ葉を入れ、卵を割り入れ、調味料も入れます。

※最初わたしは塩を小さじ1入れたのですが、塩辛くなってしまったため、レシピを見直し小さじ1/2にしました

菜箸で全体をよ~くかき混ぜて、

油を多めにいれて熱したフライパンに流し込みます。

菜箸で、モーの葉を全体に広げるようにして整えます。

あとは卵焼きを焼く要領で、片側が焼けたかな?と思ったら、

フライ返しでひっくり返します。

もう片側も焼けたらできあがり!

わたしはお好み焼きのように切ってみました。

いただきまーす!

できあがったモーの葉入り卵焼きは、まるでチヂミのよう。

食べてみると、あの苦味とクセはどこへやら・・・?

硬かった葉は加熱することで程よいアクセントの食感になりました。

生だったら一枚食べきるのも苦戦するほどでしたが、卵焼きにしたら、あんなにたくさんあったモーの葉が食べやすくなり、1人で全部食べられるほどになりました。

ごはんの上にのせて朝食としていただきました♪

 

YouTubeでは、フライパンの上にバナナの葉を敷いて、その上から卵液を流し込んでいる方もいらっしゃいました。

栄養価も高いらしい、モーの葉。

もしベトナム食材店でモーの葉を見かけたら、卵焼きを試してみてくださいね☆

gucci

中国(上海・北京)7年、ベトナム(ホーチミン)3年弱の約10年間のアジア生活を経て、2016年より愛知県在住。近年日本で生活するベトナム人が増えている中で、少しでも多くの方にベトナムに興味を持っていただけたらな・・・。そんな思いで、(素人ですが)ベトナム料理のレシピ、日本で買えるベトナム食材、愛知県のベトナム料理店などの紹介をしています。