ホーチミン市ビンタン区にあるティゲー市場。
ティゲー市場に限らず、ベトナムの市場に行くなら、ちょっとがんばって早起きして、早朝に行くのがおすすめです。
新鮮な野菜や魚が並び、買い出しに来ている人も多く、ベトナムの活気を感じることができますよ。
ある日、食材の買い出しにティゲー市場へ行った帰り、朝食を買って帰ることに。
ティゲー市場の裏側
シャキッとした葉野菜。見たことのないものも多くて楽しいです。
鶏の処理をしているお兄さん
ティゲー市場内の通路に沿って並んでいる食堂エリア。
買い出しのついでに、ここで朝食をとっている方が多いのでしょうか。
朝食を食べる習慣のない筆者も、ベトナムに来るとしっかり食事をとりたくなります。
フーティウ(ベトナム南部名物の半乾燥させた米麺)、バンカン(タピオカ粉入りのもちもちした短い麺)、ヌイ(マカロニ)、ごはんに好きなおかずを組み合わせられるところなど、お店の数自体は多くないですが、いろいろな料理を食べることができます。
手羽のヌックマム煮、シウマイ(肉団子のトマトソース煮)、チャーチュン(卵・ひき肉・きくらげ・春雨の蒸しもの)など、おいしそうなおかずがずらりと並んでいます!
フランスパンもあるので、バインミー(ベトナムの具だくさんなバゲットサンド)も注文できるようです。
お店の方に伺うと「ビー(細く切った豚の皮を煎ったもの)をバインミーの具にできるわよ」とのこと。
(バインミー・ビーのイメージ写真)
おかずをひと通り見たあと、筆者はこちらでコムタムを持ち帰りでお願いすることに。
買ったお店の名前は「Com Tam NHI(コムタム・ニー)」。
パックには住所とTEL、「配達できます」「お客様のお口に合うことを祝います→おいしい食事を楽しんでください」といった言葉が書かれています。
1パック28,000ドン(約140円)でした。
甘辛い下味の付いた炭火豚焼肉、チャーチュン、付け合せのきゅうり・トマト・なます。
お肉の上には豚の脂をカリカリに揚げたものとネギ油がかかっています。
この2つがあると、おいしさがかなり増します!
ごはんはこんな感じ。
クスクスのような、ポロポロした食感の砕き米です。
炭火豚焼肉のタレがごはんに絡み、とてもおいしいです。
最初は「朝から肉を?」と驚きましたが、ごはんの食感が軽く、付け合せのなますや野菜で箸休めをしながら食べ進めていくので、不思議と全部食べられるのです。
コムタムを食べるときは「朝、しっかり食べることがベトナム人の元気の秘密のひとつかもしれない」と感じています。