ベトナムには、マムトム(mắm tôm)という、塩漬けにした海老を発酵させた調味料があります。
強烈なにおいを放つマムトムは、ベトナム人でも苦手という人がいるほど。
しかし、好きな人はハマる!という調味料です。
ブンダウマムトム(写真左、揚げ豆腐と米麺などをマムトムと一緒に食べる料理)・チャーカーラヴォン(写真右、白身魚とディルの油鍋)・犬肉料理のタレなど。主にベトナム北部の料理に使われています。
個人的には熱々の揚げ豆腐をつけて食べるのが好きです。
以前、ベトナム食材店で220g入りのマムトムを購入したのですが、少量使ったものの、他に使い道が分からずで冷蔵庫で眠っていました・・・
そこで、「夏休みの自由研究」としてマムトムの使い道を考えてみることに。
Twitterでつぶやいたところ、いくつかのアイデアをいただくことができました。
今回は、わたしが試したマムトムの使い方を5つご紹介します。
具は卵、ネギのみ。
味付けはウェイパーと塩胡椒、最後に鍋肌にマムトムを一匙入れました。
熱した瞬間は強烈な香りが広がるのですが、食べるときは風味が少し収まります。
マムトムは香り付けの役目となり、味はほんのり感じるぐらい。
旨みが足され、おいしくいただけました!
にんにくと唐辛子をオリーブオイルで熱して、香りを出してからマムトムを一匙入れます。
そこにゆでたパスタを入れて、絡めてできあがりです。
ペペロンチーノのようでとてもおいしかったです!
豚肉・キャベツ・もやしを炒めて、砂糖・胡椒・生姜(チューブ)で味付け。
その後、マムトムを一匙入れます。
ゆでておいたビーフンを入れ、炒め合わせ、作っておいたスクランブルエッグを混ぜてできあがり。
マムトムに塩気があるので、塩を使わなくてもおいしくできました。
フライパンに油を熱し、にんにくを入れて香りを出してから、豚肉とチンゲン菜を炒めます。
仕上げにマムトムを一匙入れてできあがり。
味付けはにんにくとマムトムのみで、白いご飯が進むおいしさでした。
隠し味のアンチョビのように、ポテトサラダにマムトムを少しだけ入れてみました。
臭みはあまり感じず、 旨味と塩気がプラスされ、おいしいポテトサラダができあがりました。
使ってみて感じたのは、マムトムはアンチョビの代わりになるということ。
意外と使える調味料だということが分かりました。
マムトムでアヒージョを作られている方もいらっしゃったので、今度試してみたいと思いました。