ベトナムの臭ウマ発酵調味料「マムトム」活用術5選!

ベトナムには、マムトム(mắm tôm)という、塩漬けにした海老を発酵させた調味料があります。

強烈なにおいを放つマムトムは、ベトナム人でも苦手という人がいるほど。

しかし、好きな人はハマる!という調味料です。

 

マムトムを使った料理

ブンダウマムトム(写真左、揚げ豆腐と米麺などをマムトムと一緒に食べる料理)・チャーカーラヴォン(写真右、白身魚とディルの油鍋)・犬肉料理のタレなど。主にベトナム北部の料理に使われています。

 

 

個人的には熱々の揚げ豆腐をつけて食べるのが好きです。

 

以前、ベトナム食材店で220g入りのマムトムを購入したのですが、少量使ったものの、他に使い道が分からずで冷蔵庫で眠っていました・・・

そこで、「夏休みの自由研究」としてマムトムの使い道を考えてみることに。

Twitterでつぶやいたところ、いくつかのアイデアをいただくことができました。

 

 

今回は、わたしが試したマムトムの使い方を5つご紹介します。

 

1.マムトムチャーハン

具は卵、ネギのみ。

味付けはウェイパーと塩胡椒、最後に鍋肌にマムトムを一匙入れました。

熱した瞬間は強烈な香りが広がるのですが、食べるときは風味が少し収まります。

マムトムは香り付けの役目となり、味はほんのり感じるぐらい。

旨みが足され、おいしくいただけました!

2.マムトムパスタ

にんにくと唐辛子をオリーブオイルで熱して、香りを出してからマムトムを一匙入れます。

そこにゆでたパスタを入れて、絡めてできあがりです。

ペペロンチーノのようでとてもおいしかったです!

 

3.マムトム焼ビーフン

豚肉・キャベツ・もやしを炒めて、砂糖・胡椒・生姜(チューブ)で味付け。

その後、マムトムを一匙入れます。

ゆでておいたビーフンを入れ、炒め合わせ、作っておいたスクランブルエッグを混ぜてできあがり。

マムトムに塩気があるので、塩を使わなくてもおいしくできました。

4.豚肉と青菜のマムトム炒め

フライパンに油を熱し、にんにくを入れて香りを出してから、豚肉とチンゲン菜を炒めます。

仕上げにマムトムを一匙入れてできあがり。

味付けはにんにくとマムトムのみで、白いご飯が進むおいしさでした。

5.マムトムポテトサラダ

隠し味のアンチョビのように、ポテトサラダにマムトムを少しだけ入れてみました。

臭みはあまり感じず、 旨味と塩気がプラスされ、おいしいポテトサラダができあがりました。

 

使ってみて感じたのは、マムトムはアンチョビの代わりになるということ。

意外と使える調味料だということが分かりました。

マムトムでアヒージョを作られている方もいらっしゃったので、今度試してみたいと思いました。

gucci

中国(上海・北京)7年、ベトナム(ホーチミン)3年弱の約10年間のアジア生活を経て、2016年より愛知県在住。近年日本で生活するベトナム人が増えている中で、少しでも多くの方にベトナムに興味を持っていただけたらな・・・。そんな思いで、(素人ですが)ベトナム料理のレシピ、日本で買えるベトナム食材、愛知県のベトナム料理店などの紹介をしています。