ベトナムの生春巻きや揚げ春巻きなどの巻物料理がファーストフード感覚で食べられる「WRAP & ROLL（ラップアンドロール）」。
市内に12店舗（2020年2月現在）あるチェーン店で、店内は明るくて清潔。
カジュアルな雰囲気で、女性一人でも気軽に入れるお店です。
旅行者の方が行きやすいのは、中心部にある次のお店。
巻物料理は定番のGoi Cuon（生春巻き）やCha gio（揚げ春巻き）など約20種類あり、地域の特色が感じられるメニューも揃っています。
春巻きごとにタレが違うので、どれをどれに使うのか分からず「？？？」となってしまいますが、店員さんが「これはこのタレにつけて食べてくださいね」と教えてくれますよ。
中部名物のCha gio banh trang me（黒ゴマ入り揚げ春巻き）はカリカリに揚がった厚手のライスペーパーが日本のおせんべいのような味わい。黒ごまの風味が香ばしいです。
ラップ＆ロールには麺類やごはんものもあります。
春巻きと組み合わせて楽しめるので、1人ランチにもぴったり。
それでは、生春巻き・揚げ春巻き・主食を1つずつ、各地方のメニューを紹介します。
Pho Cuon（フォー生地の生春巻き）
フォーの生地を生春巻き用にカットして、中に甘辛く味付けした牛肉、野菜、ハーブを入れて巻いた春巻き。生地のモチモチした食感が特徴です。
Nem vuong cua be（ハイフォン風揚げ春巻き）
パリパリの皮の中にカニ肉やエビなどがぎっしり詰まっていて食べごたえあり！
Bun Ca（魚のブン）
トマト入りのさっぱりしたスープに、揚げた白身魚やさつま揚げ入っていて優しい味。
Cuon Diep（からし菜の生春巻き）
からし菜のピリッとした爽やかな辛味が特徴。中にブン（米麺）、豚肉、エビなどが巻かれています。屋台や食堂で見られることは少なく、フエ料理レストランで食べられます。
Cha gio re tom（エビ入り網揚げ春巻き）
網揚げ春巻き（写真では網目が分かりにくいですが）は見た目にも美しく、軽い食感でスナック感覚で食べられます。
Bun Bo Hue（フエ風ピリ辛牛肉麺）
ブンボーフエは牛肉、豚足、アミの発酵調味料、レモングラスなどから取った味わい深いスープが特徴の麺。つるつるっとした食感の太めのブン（米麺）がおいしいです。
サラミ（腸詰）、干しエビ、錦糸卵、クズイモが入った生春巻き。→詳しくはこちら
Cha gio（南部風揚げ春巻き）
親指ほどの小さな揚げ春巻き。レタスに、揚げ春巻きやブン（米麺）、ハーブを置いて、くるくるっと巻いて食べます。
中部（フエなど）
親指大の小さめサイズ。網の目状のライスペーパーを使った見た目に美しいものもある。
南部（ホーチミンなど）
親指大の小さめサイズ。
コムタムは砕き米のご飯におかずをのせた皿飯のことで、定番のおかずは甘辛いタレに漬けて焼いた豚肉（suon）、卵とひき肉の蒸し物（cha）、炒った豚皮の千切り（bi）の3つ。
例えば、北部の揚げ春巻き×中部の麺というふうに、各地方の料理を組み合わせて楽しむのもいいですね！複数人で訪れて、いろいろな春巻きを味わうのも楽しいと思います。
WRAP & ROLL（ラップアンドロール）
http://wrap-roll.com/