今日はパスター(Pasteur)通りの路地裏にある“ブンダウマムトム”のお店を紹介します。
マムトムの発酵臭が強烈なので、好き嫌いが分かれる料理ですが、こ ちらのお店は別のタレも用意されているので、ブンダウマムトムをはじめて食べるという方にもおすすめです。
別のタレとは、ヌックトゥーン(ベトナムの大豆醤油。日本の醤油ほど塩味がきつくなく、甘みがある)とヌクチャム(ヌクマムベースの甘酸っぱいたれ)。マムトムを試してみて、もし苦手だったら、店員さんにお願いして別のタレを持って来てもらいましょう。
また、ホーチミンの主要観光スポットのうち3つ(サイゴン大教会、ベンタイン市場、市民劇場)のどこからでも歩いて行ける距離にあり、旅行者の方でも行きやすいのも魅力です。
【158 Pasteur】の路地の外観。こちらから入り、
一番奥の右手が「Bun Dau ngo nho pho nho(ブンダウ・ゴーニョーフォーニョー)」です。オーナーさんは向かいにあるベトナム家庭料理店「secret garden」も経営されています。
店内。訪れたのが15:00過ぎと中途半端な時間だったので、お客さんはいませんでした。
黄色の壁×プロパガンダアートがベトナムらしいです。
ブンダウマムトムはハノイの名物料理。この内装はハノイを表現したものなのでしょうか(プロパガンダ ⇒ 政治 ⇒ ハノイ?)。
具材仕込み中の店員さん
ブンダウマムトムは揚げ豆腐のみ(メニューの一番上にあるBun Dau)だと25,000ドン(約125円)、全部のせ(Bun Dau Ta La)だと55,000ドン(約275円)です。
後日、ベトナム語の先生に“Ta La(ターラー)”の意味を聞きました。
(口語で)”いろいろなもの”という意味だそうです。
メニューですが、ほかには追加の具や北部らしい食べものや飲みものがありますよ。
など
ドリンクをセットにすると少しお得になります。
おしぼり(有料)
レモン入りの緑茶(Tra Chanh)とマムトム
チャーチャインは数年前にハノイで大流行して、その後、ホーチミンでも流行ったドリンク。砂糖が入っているので少し甘いですが、スッキリ味でおいしいですよ~。
ブンダウマムトム(全部のせ) 60,000ドン(約300円)
かわいいアルミのプレートで運ばれて来ました。基本の具は「Bun Dau CO KHAN」と同じですが、こちらにはゆでた筍の細切りが入っていましたよ。
マムトムが入っているおわんに、まず卓上に置いてある金柑をしぼり、そのしぼり汁とマムトムと油をクリーミーな泡ができるまでよく混ぜてから使います。辛くしたいときはお好みで卓上の唐辛子のみじん切りを入れてください。甘い味を好むベトナム南部の人たちは、さらに砂糖を加えることも。あとは自由に、米麺や具をタレにつけながら食べるだけです。
お腹ペコペコで足りなかったので、揚げ豆腐(Dau them)を追加。
揚げたてアツアツのところをパクッと♪豆腐がふわっとしていておいしいです。
サウ(Sau)の実の砂糖漬け
食後のサービスで出てきた実が何か分からなかったので、あとで調べたところ、北部でしかとれないサウ(Sau)という実であることが分かりました。梅より小さく、食べてみると甘酸っぱい味。これを食べたら、口の中がスッキリ!ちょうどいい口直しになりました。
ちなみに、向かいの古いアパートの2階には「She Cafe」という雰囲気のよい落ち着けるカフェがあります。食後にコーヒーを飲みたいときに訪れてみてはいかがでしょうか。
こちらも合わせてご覧ください。
ハノイ出身のモデルが経営するブンダウマムトム屋さん「Bun Dau CO KHAN」
Bun Dau ngo nho pho nho(ブンダウ・ゴーニョーフォーニョー)
https://www.facebook.com/BunDauNgoNhoPhoNho
住 所:Hem 158 Pasteur , District1 , HCMC
T E L :0904-128-585
営業時間:10:00~21:00