路地裏のブンダウマムトムの名店
ブン(細米麺)、揚げ豆腐、きゅうりや香草などを“マムトム”という発酵海老味噌だれで食べるハノイの名物料理、ブンダウマムトム(Bun dau mam tom)。
ホーチミンのバックパッカー街の近くに位置するコンクイン通りの路地裏に、おいしいブンダウマムトムのお店があります。
お店の名前は「Bun Dau CO KHAN(ブンダウ・コーカン)」。
看板代わりのザル。素朴であたたかみがありますね。
店内。11時と早めに行ったので、お客さんは1組だけでした。
プラスチックの低いテーブルとイスがベトナムらしいです。
店名の意味は?
店名の“CO KHAN”は、ベトナム語で“CO=おばさん”、“KHAN=しわがれた”という意味。
お店の名前からすると、店主は中高年女性なのかな?と思いきや、1985年生まれの女性。
店主のチャン・チャン(Trang Tranさん)は北部ハノイのご出身で、モデルのお仕事をしながら、お店を経営しているそうです。
下の動画は、2013年5月に放送されたチャン・チャンさん出演のテレビ番組。
番組の中では豚肉のゆで方、きゅうりの選び方など、おいしいブンダウマムトム作りのためのコツやこだわりを紹介しています。
動画を見ると気づきますが、チャン・チャンさんの声、低音でとってもハスキーです。
店名の“KHAN(しわがれた)”はここから来ているようですね。
さて、2人分の料理がザルに盛られてやってきましたよ。
ブンダウマムトム 1人前 65,000ドン(約330円) ※写真は2人前
かたまりになったブン、揚げ豆腐、ゆで豚、きゅうり、すり身揚げ、香草。
このすり身揚げは“チャーコム”という名前で、肉と魚とお米からできています。
写真では分かりづらいですが、切った断面からお米粒がたくさん見えます。
ブンダウマムトムの食べ方
この料理に欠かせないマムトムだれ。
上には油(豆腐を揚げたときの油)が浮いています。
たれですが、まず卓上に置いてある金柑をおわんの上で絞り、その絞り汁とマムトムと油をよく混ぜてから使います。写真のようにクリーミーな泡ができればOKです。
甘い味を好むベトナム南部の人たちは、さらに砂糖を加えることもあります。
あとは自分のペースでたれをつけながら食べるだけ!
ブンや具は追加で注文することもできます。私たちは揚げ豆腐とチャーコム(各15,000ドン、約75円)を追加しました。ちなみに、マムトムだれの追加は無料です。
たれは相変わらず臭いけれど、不思議なもので食べているとにおいが気にならなくなってきます(苦手な方は本当に苦手だと思いますが・・・)。
辛い味がお好きな方は、卓上に置いてある生唐辛子のみじん切りを少し入れてみてください。少し辛さが加わり、さらにおいしく食べられますよ。
12時ごろには満席になってしまいますので、少し早めの時間か遅めの時間に訪れることをおすすめします。
こちらもあわせてご覧ください。
パスター通りの路地裏で営業するブンダウマムトム屋さん「Bun Dau ngo nho pho nho」
Bun Dau CO KHAN(ブンダウ・コーカン)
住 所:102/26 Cong Quynh , District1 , HCMC
T E L :028-3837-7309
営業時間:10:00~22:00
2019.12.22最終更新