初めてのベトナム旅行で、まず食べたい料理といえばーーーー。
「フォー」と答える方がきっと多いのではないでしょうか。
参考記事
ホーチミンでフォーを食べるならココ!厳選7店【MAP付】
フォーの具は大きく分けて牛肉(フォーボー、Phở bò)と鶏肉(フォーガー、Phở gà)の2種類。
わたしのフォーのイメージは鶏肉だったのですが、ベトナムに行ってから現地では牛肉のほうがよく食べられていることを知りました。
さらに、フォーボーは牛肉の部位や火の通し加減(tái=半生牛肉、chín=よく火を通した牛肉)を選べるお店が多く、なかなか奥が深い料理・・・。
部位などは初めは複雑に感じると思いますので、迷われたら「フォーボー・チン」と言って注文してみてください。火の通った薄切り牛肉のフォーが出てきます。「チン」は、「チン↗」と語尾を上げるようにすると、より伝わると思います。
Nạm(ナム)・・・バラ肉
Gân(ガン)・・・牛スジ
Gầu(ガウ)・・・肩バラ肉
Bò Viên(ボーヴィエン)・・・牛肉団子
Tái Bắp(タイバップ)・・・・ 半生の牛スネ肉 など
まず、定番の牛肉か鶏肉のフォーを現地で味わったら、次に少し変わったフォーを試してみてはいかがでしょうか。旅のお土産話になるかもしれません。
そこで今回は、変化球フォー5種類とそれらが食べられるホーチミン市のお店+αをご紹介します。
<目次>
1.揚げフォー(フォーアップチャオ、Phở áp chảo)
2.ベジタリアンフォー(フォーチャイ、Phở chay)
3.担々麺風フォー(フォーサテ、Phở satế)
4.ビーフシチューのフォー(フォーボーコー、Phở bò kho)
5.フォー生地の生春巻き(フォークォン、Phở cuốn)
【番外編】はまぐりフォーのインスタント麺
1.揚げフォー(フォーアップチャオ、Phở áp chảo)
油で揚げたフォーの麺に、牛肉と野菜(青菜、トマトなど)を炒めてあんかけにしたものがかかっている、フォーアップチャオ。
揚げたフォーはお煎餅のように香ばしく、あんかけが染みこんで柔らかくなったところもまたおいしいです。→食べられるお店はこちら
2.ベジタリアンフォー(フォーチャイ、Phở chay)
大根、人参、キャッサバ、フクロタケなどでダシを取ったヘルシーなスープがおいしい、フォーチャイ。
具はキノコ数種類と弾力のある湯葉。そこへハーブをお好みで入れて食べます。
お肉を使っていないものの、フォーボーのスープの香りがして、満足感のある味となっています。→食べられるお店はこちら
3.担々麺風フォー(フォーサテ、Phở satế)
個人的に一押しなのが担々麺風のフォー、フォーサテ。
練りゴマとピーナッツソースを使ったコクのあるスープで、担々麺風といっても辛くはありません。
スープは思わず全部飲み干してしまうほどのおいしさ!→食べられるお店はこちらとこちら
4.ビーフシチューのフォー(フォーボーコー、Phở bò kho)
スパイスが香り、ほろほろと崩れるほどやわらかく煮込まれた牛肉が入ったビーフシチューのフォー、フォーボーコー。
ビーフシチューといってもスープはサラサラしていて、オリエンタルバジルなどのハーブをちぎり入れて食べるので、後味はさっぱりしています。→食べられるお店はこちら
牛肉や鶏肉のフォーもありますので、2人以上で訪れるなら、定番とビーフシチューを両方注文してシェアするのもいいかもしれませんね。
5.フォー生地の生春巻き(フォークォン、Phở cuốn)
麺にする前の平たい生地をライスペーパーのようにして、甘辛く味付けした牛肉・レタス・ハーブを入れて巻いた生春巻き、フォークォン。
生地のモチモチした食感 が特徴で、甘酸っぱいタレをつけて食べます。→食べられるお店はこちら
写真がないのですが、ほかに炒めフォー(フォーサオ、Phở xào)・揚げフォー(フォーチンフォン、Phở chiên phồng)も。
「フォーチンフォン」は、最初にご紹介した「フォーアップチャオ」と似ていますが、フォーの形が異なり、お餅のように四角くカットされています。
【番外編】はまぐりフォーのインスタント麺
こちらはベトナムのスーパーで買えるVINA ACECOOK社のはまぐりフォーのインスタント麺。→詳細はこちら
わたしが初めてベトナムに行く前、ネットで食情報を調べていてチェックしていたのが、ベンタイン市場の近くにあったはまぐりフォーの専門店。
しかし、渡航後、いざ足を運んでみると残念ながら閉店していました。結局、食べられないまま終わってしまったので、インスタント麺で楽しんでいます。
定番のほか、いろいろな種類のある「フォー」。
新しいタイプのフォーに出合った方はぜひ教えてくださいね☆
▼気になっている麻辣湯フォー