名城大学のそばにあるベトナム家庭料理店
以前「TRIPPING!」でご紹介したベトナム家庭料理店「ホンハ」へ3年ぶりに訪れました。
ホンハ(Hồng Hà、漢字表記:紅河)はベトナム北部を流れる河の名前。
ベトナム南部・ドンナイ省出身のトアさんご一家が営むお店で、店名はトアさんのお父様が生まれ育った場所にちなんでつけられたのだそうです。
お店を開いて18年ほどと、名古屋では老舗の部類に入るお店です。
通りをはさんだ向かい側、ラーメン屋さんの右隣に駐車場があります(3台ほど)。
車を停めたら、押しボタン信号式の横断歩道まで少しだけ大回りして歩きます。
名城大学のそばにあるため、お店に行くまでに学生さんたちとすれ違いました。
照明が落とされた店内。40席ほどの客席があります。
メニュー
ランチは2種類ありました。
- ベトナムPHO定食(フォー、ライス、揚げ春巻き、ベトナム茶)
- 日替わりランチ
ベトナム茶は蓮茶とジャスミン茶のブレンドです。
ライスも付いて880円とお値打ちです。
日替わりランチの内容は鶏肉のレモングラス炒めだったり、ベトナムチャーハンだったりするそうですが、この日は揚げ春巻きでした。
ドリンクメニュー。ベトナムらしい南国フルーツを使ったジュースやコーヒー、お酒も揃っています。
メニューにある“アジアジュース”は竜眼のジュースだそうです。
単品メニュー。メニューブックを見ると、ココナッツミルクやタマリンドで味付けされた料理が多い印象でした。
他にバインセオ(ベトナム版お好み焼き)、豚肉のココナッツ煮、カインチュア(甘酸っぱいスープ)、ブンティットヌン(豚焼肉のせ和え麺)などベトナム南部の家庭料理が見られました。
フォーは定番の鶏肉・牛肉のほかに、豚肉・牛肉団子がのったものも。
さらに炒めもの、お粥、鍋、ブン(ビーフン)、バンカン(タピオカ粉入りの麺)などメニューの種類が多いです。
日本のように南北に長い国土を持つベトナムは、地域によって好まれる味が異なります。
■北部(ハノイなど)・・・・・・塩や醤油をベースにした塩辛い味
■中部(フエ、ダナンなど)・・・唐辛子を使用した辛い味
■南部(ホーチミンなど)・・・・砂糖を使用した甘辛く濃い味
食べた料理
ベトナムPHO定食
フォーの具は鶏肉。ネギとパクチー、玉ねぎの薄切りがのっています。
おたまでスープをすくって一口すすると・・・熱々!
味はとてもさっぱりしていて、優しい味です。
お好みで別添えのヌックマム(ベトナムの魚醤)とチリソースを加えても。
スープは甘くなく、フォーの味・スタイルは北部風に感じました。
■北部風のフォー
旨味が凝縮されたスープが主役。
具は肉と玉ねぎ、青ねぎ(パクチー)程度とシンプル。
■南部風のフォー
薄めで甘めのスープを卓上の調味料で自分好みの味に調えて食べる。
野菜(もやし)やハーブがどっさりと添えられる。
麺は細くコシが感じられ、フーティウ(ベトナム南部名物の麺で半乾燥させているためコシがあります)と似ていました。
実は、主役のフォーよりもおいしかったのが、揚げ春巻き。
皮がカリカリで、中にはひき肉と木耳がぎっしり。
ジューシーでとてもおいしく、1本じゃ足りませんでした・・・。
今度行く機会があれば、揚げ春巻きランチにしたいと思いました。
ベトナム風煮魚
メニューブックを見ていて惹かれたのが‟ベトナム風煮魚”。単品で注文しました(880円)。
醤油っぽい味の煮込み料理かと思っていたら、土鍋で運ばれてきたのはココナッツミルク風味のまろやかで少し辛い煮物でした。
白身魚を食べようと箸で持つと、魚の下に豚肉とパイナップルが隠れていることに気づき、ラッキーな気分になりました♪
(ピントがずれてしまった・・・)
濃い味付けで白いご飯が進みました!
ランチもいいですが、単品料理+白いご飯といった組み合わせで注文するのもいいかもしれません。
Hong Ha(ホンハ)
住 所:愛知県名古屋市天白区八幡山734-1
※地下鉄鶴舞線「塩釜口駅」3番出口から徒歩5分
T E L :052-835-8533
営業時間:平日11:00~15:00・18:00~24:00、土日祝日11:00~24:00(月曜定休)