美食の都、フエ
ベトナム中部の都市・フエ(Hue)。
1802年~1945年の長きにわたり、
ベトナム最後の王朝・グエン(阮)朝の都が置かれた美しい古都です。
フエの料理は、主に宮廷料理と大衆料理の2つに分かれます。
宮廷料理はグエン朝の皇族の方たちが食べていた料理で、高級食材を使ったり、野菜や果物に美しいカービングを施し、見た目にも美しく仕上げているのが特徴です。
大衆料理には代表的なものとして、
- ブンボーフエ(ピリ辛牛肉麺)
- バインコアイ(小さいバインセオ)
- コムヘン(しじみの汁かけごはん)
- ネムルイ(レモングラスの茎に巻きつけた豚つくね)
などがあります。
バインベオ(Banh beo)
また、フエ料理は唐辛子を使った辛い味付けのものや、“バインベオ”に代表される、米粉の生地を蒸したモチモチ&ぷるぷる食感の料理が多いことも特徴です。
フエでコムヘンを食べるならココ!
ダナンから日帰りで訪れたフエ。
早朝に出発し、夕方6時ごろにダナンに戻ってきたのですが、
限られた時間の中で与えられた食事の機会は2回のみ。
2回の食事では、どうしても食べたかったブンボーフエとコムヘンを選びました。
お店は、日本でいう「食べログ」のような口コミサイト「Foody」で探しました。
そこで見つけたコムヘンのお店が、本日ご紹介する「COM HEN 17 HAN MAC TU」です。
料理名+住所=店名はベトナムでよく見かけるパターンです。わかりやすいですね。
COM HEN 17 HAN MAC TU(コムヘン・17ハンマックトゥ)
http://www.foody.vn/hue/com-hen-bun-hen-chao-hen
タクシーの運転手に住所のメモを見せ、着いたところは川沿いの細い通り。
ここはコムヘンの激戦区でしょうか、同じ通りにコムヘンの店が2~3軒ありました。
到着!念願のコムヘンに胸が躍ります♪
ローカル色の濃い店内
メニューはコムヘンの他に、ブンヘン(しじみのせ細米麺)、チャオヘン(しじみ粥)のバリエーションも。看板を見ると、チェーバップ(とうもろこしのチェー)もあるようです。
しじみの旨味がたっぷり味わえるコムヘン
COM HEN(しじみの汁かけごはん)
小ぶりの丼にはごはん、しじみのむき身、バナナの花や香草の千切り、ピーナッツ、豚皮をカリカリに揚げたものなどがのっています。しじみのスープは別添えです。卓上にはマムルォック(アミの発酵調味料)、唐辛子、酢漬けのにんにくが置かれていました。
まずは、スープをかけずに、そのままでいただきました。
これが本当においしくて!
カリカリ、シャキシャキといろいろな食感が楽しめました。
このあたりでしじみが獲れるのでしょうか。
途中からしじみのスープをかけ、さらに唐辛子やマムルォックを足しました。
しじみのスープは臭みが全くなく、濃い出汁が出ていて本当においしかったです!
最後にお会計をしてびっくり。10,000ドン(約50円)と激安でした。
おいしくて、安くて、とても満足度の高い食事となりました。
*おまけ* お店の看板犬
日本のお茶漬け感覚で、さらさら~っと食べられるコムヘン。
フエ料理は他の都市でも食べられるので、見かけたらぜひお試しください。
こちらもあわせてご覧ください。
【フエ】汚いけどうまい!ローカル色漂うブンボーフエの店「Ba Tuyet」
COM HEN 17 HAN MAC TU(コムヘン・17 ハンマックトゥ)
住 所:17 Han Mac Tu , Hue
営業時間:7:00~21:00