居心地のいいカフェ
ホーチミン市2区のタオディエン地区。洗練されたレストランやカフェ、ショップが集まっているエリアで、旅行者の方が2区を訪れるとなると、このエリアになるかと思います。
今回ご紹介する「ZUZU(ズズ)」は、2017年12月にオープンしたコンセプトストア&カフェ。
日本やカナダのNGOで働いていた日本人女性の朋子さんと、エルメスでジュエリーデザインの仕事をしていたフランス人男性・オリビエさんによるショップです。
「ZUZU」ってどんなお店?
- 建物は古都・フエから移築した古民家
- オリビエさんがデザインした家具のショールーム
- メイドインベトナムの上質な製品を取り扱うショップ
- 落ち着いた空間でゆったりとした時間を過ごせるオーガニックカフェ
詳しくは、カフェ編と家具&ショップ編と2回に分けてお届けしたいと思います。
ショップ&カフェへの行き方

お店はチャンゴックディエン(Tran Ngoc Dien)通りの奥まったところにあり、隠れ家のような雰囲気。通りに出ているゴールドの「ZUZU」の看板が目印です。
地図でいうとこのあたりです。

長い路地の左側は駐輪場となっていて、つきあたりにお店があります。

入口前にはかわいい三輪自動車が。
この車について朋子さんに伺ったところ、
「入口の車は、ランブレタと言うイタリアのブランドで、車名は、Xe Lambro(セ・ランブロ/ベトナム語でランブロ車)です!もともと、ベトナム国内で、バスとして使われていたもので、横にミトーとか行先が書いてあります。この車は、おじいさんがこのバスを運転していた元運転手だった方から譲っていただきました。私たちは、全く修理やペイントなどしていなくて、今でも動きます!そのお孫さんが運転してズズに来たんですよ~」
と素敵なエピソードを聞かせていただきました!

鳥モチーフの家具はオリビエさんのデザイン
古都・フエから移築した古民家

お店の建物はベトナム中部の古都・フエより、ランプごとそのまま移築した古民家なのだそう。まるでフエの穏やかな空気感まで運ばれてきたかのようです。

目を凝らしてみると、壁などに繊細な彫刻が施されていて、とても美しいです。
ところで、フエ周辺には彫刻職人が集まっていると聞いたことがあります。
機会があれば、現地で彫刻を見てみたいです。
カフェメニュー
優雅で落ち着いた空間の中でティータイムを楽しめる「ZUZU」。

エスプレッソドリンクに使うコーヒー豆は、ダクラク省(Tỉnh Đắk Lắk、ベトナム中南部の省で省都バンメトートを中心にコーヒー栽培が盛んなところ)産のオーガニックのもの。
他にシナモンラテ、チャイラテ、「MAROU」のチョコを使ったドリンクも。
また、その日によって内容が変わるコールドプレスジュースもあります。
低速ジューサーを使い、水を加えずに絞ったフレッシュジュース。熱の発生が少ないため、ビタミンや酵素など素材が持つ栄養素を効率良く摂取できるのだそう。

お茶もオーガニック。ダラット( Đà Lạt、ベトナム中南部の都市でラムドン省の省都。“ベトナムの軽井沢”ともいわれる避暑地)産のものを使用しています。
スイーツは、フランス・ボルドー地方の郷土菓子「カヌレ」とチョコレートブラウニーの2種類です。

ハイビスカスティーはティーポットで3杯ほど楽しめました♪

ホーチミン在住でボルドー地方出身のフランス人男性が、ママンのレシピをもとに作っているというカヌレは甘すぎず絶品。カヌレだけ買いに来る方もいらっしゃるのだそう。
チョコレートブラウニーは外側サクッ、中はしっとり。中にはくるみが入っていました。コーヒーによく合いそうな味でしたよ。
芝生が気持ちいいテラス席
©ZUZU
欧米人のお客さんは皆庭のようなテラス席でお茶を楽しんでいました☆
©ZUZU
サンダルやスニーカーを脱いで、こちらでのんびり過ごすのもいいですね。
週末は「ZUZU PRIMEUR」を開催!
5/19(土)から毎週末、入口のランブロの前で「ズズ・プリマ(ZUZU PRIMEUR、PRIMEURはフランス語で“八百屋”の意味)」が開催されます。
ダラットやバンメトートからの新鮮なオーガニック野菜やお米(玄米、五穀米)などが並ぶそうですので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください!
毎週末開催とのことですが、雨季の間はイレギュラーなスケジュールとなるそうですので、「ZUZU」のFacebookページをチェックしてからお出かけください。
次回は「ZUZU」で購入できる家具や、お土産にぴったりのメイドインベトナムの製品を紹介します。
~家具&ショップ編につづく~