【愛知県愛西市】気さくで明るい日越夫婦が迎えてくれる♪「ベトナムキッチン藤浪駅店」

藤浪駅から徒歩10秒の場所にあるベトナム空間☆

今年5月、愛西市にオープンした「ベトナムキッチン藤浪駅店」さん。

店名を聞いて、聞き覚えがある方はベトナム通!

そう、こちら、大須で人気の「ベトナムキッチン」のFC店です。

夏頃に行こうと思い、営業しているかどうかを確認するために一度電話したことがあるのですが、電話がつながらなかったので諦めたことがあります(確認なしで行って、営業していなかったらショックですからね・・・)。

それから3ヶ月ほど経ち、もう一度電話してみると、今度は電話がつながり「営業しています」とのことだったので、やっと行くことができました!

場所は、名鉄津島線「藤浪駅」。

駅前にあるとは聞いていましたが、まさか駅の隣にあるとは・・・!

上の写真でベトナム国旗が見えるところがお店です。

別の角度から見てみましょう。

左側の赤いのぼりが立っているとところがお店、右側の建物が駅です。

本当に近いですよね!

電車でのアクセスがとても良いですが、車で行く場合も、上の地図のとおり駐車場がありますのでご安心ください。

ターコイズブルーのかわいい建物がお出迎えしてくれます!

大須の「ベトナムキッチン」さんのロゴが見えてテンションが上がります↑↑

外にはベトナムのプラスチック椅子が置いてあったり、バナナの木が植えてあったりして、ここの空間だけまるでベトナムみたいです!

ターコイズブルーの建物に赤いプラスチック椅子が映えます☆

「ペンキは自分たちで塗りました。本当はベトナム航空のカラーと同じにしたかったんですけどね~。いざ塗ってみたら、思ったより明るくて・・・」

と笑いながら話すのは、オーナーの通称・コゲタさん。

奥様のリン(Linh)さんはベトナム・タイビン省のご出身です。

 

もともと化学薬品の商社のセールスアンジニアとして長年活躍されていたコゲタさんは、ある時、「ベトナムキッチン」のフランチャイズ募集を見て興味を持ち、資料を取り寄せたのだそうです。

 

その後、オープンするまでの約3ヶ月の間、大きなプレハブを奥様と2人がかりで一週間かけてひきずって約90度回転させて配置したり、ペンキを塗ったり、看板を作ったり、木材を使ってカウンターキッチンを作ったり・・・。

配管、電気、床にコンクリートを流す・・・など、ガス以外はすべて手づくりでお店を作ったと聞いて、本当に驚きました!

 

その後、お店がオープンしてから3ヶ月ほど、コゲタさんは本業と「ベトナムキッチン」を二足の草鞋でがんばっていらっしゃいましたが、本業が忙しくなり、途中でお店をお休みすることに。

わたしがお店に営業確認の電話をしたときは、おそらくこの時だったのでしょう。

そして、「ベトナムキッチン」の仕事に専念するため8月末にご退職。

・・・今に至るというわけだそうです。

外のモニターにはバインミーが映っていました。

さて、中にはいってみましょう!

 

店内の様子

中に入ると、まずベトナムらしい低いテーブルが目に入ってきました。

飲み物が置いてある冷蔵ケースの上にはベトナムのガイドブックなどが。

「これはタイのものですけどね」と、奥の置物をさしてリンさんが笑います。

壁に掛けられている楽器は、リンさんが7年ほど弾いていらっしゃったものだそうです。

カウンターキッチンも、なんと手づくり。

さまざまな飲食店を訪れてはテーブルの高さ・奥行きをこっそり測り、食事をするのにちょうどよいサイズを追求されたとのこと。

このカウンターキッチンを作るのも一苦労だったそうで、

「2人で毎日けんかしながら作りましたよ(笑)僕がいろいろやるたびに奥さんがあーだこーだ言って(笑)言うのは簡単、実際にやるのは難しいんだぞって。このカウンターのここ(注:写真右)を見てください。これは奥さんから文句を言われて腹が立って、僕がハンマーで壊したあとなんですよ(笑)」

「ここ(注:写真左の指をさしている部分)はね、もともと白い色のはずだったんですよ。でも奥さんが塗ったら茶色が上にはみ出していくもんで、もういっそのこと茶色で塗りつぶしちゃおうとなったんですよ(笑)」

コゲタさんは笑い話として、3ヶ月ご夫婦でお店を手づくりしたことを振り返ります。

とにかく明るいご夫婦で、まるで夫婦漫才を見ているようでした(笑)

着席してからいただいたお水はレモンの風味がしてとてもおいしかったです。

窓から見える”ベトナムの風景”もいい感じ☆

 

メニュー

お食事メニューはバインミー4種類、鶏肉のフォー、ブンボーフエがあります。

バインミーの具でベトナムハムとチャーシューのどちらかで迷ったら、両方楽しめる「ミックス」がおすすめとのこと。

わたしはどちらも食べたかったので、ミックスを注文しました。

ちなみに、焼肉のバインミーに挟む焼肉を見せていただきました。

豚肉を生姜やスパイスで炒めてあるそうです。

こちらもおいしそうですね!(個人的に、ごはんにのせて食べてもおいしそうだなぁと思いました・・・)

デザートのチェー、ドリンクのメニューです。

チェーは一時的に売り切れていたのですが、この日はラッキーなことに、コゲタさんお手製のあずきとフルーツのチェーがあり、そちらをいただきました。

今後はチェーにも力を入れていきたいとのことでした!

もちもちの白玉も入っていて、とってもおいしかったです!

コゲタさんは、実はでんぷんマスター。

前職で取り扱っていた「コーンスターチ」は実は工業用品としても使われていて、例えば段ボールの底の接着財として使われていること、タピオカはコーンスターチより煮える温度が低いことなどを教えていただきました。

メニューにはないですが、フレッシュなココナッツウォーターもありました。

 

ブンボーフエ、ベトナムコーヒーをいただきました☆

パクチー抜きで注文したブンボーフエ。

器には「Bếp Việt(ベトナムキッチン)」のロゴが。

存在感のある丸太麺はつるつるでおいしい!

具材は牛肉の薄切りとベトナムハム、玉ねぎ、ねぎが入っていました。

付け合わせの野菜はレタス(パクチーは抜いてもらいました)。

卓上調味料のにんにく酢とシークァーサーは手作り。

にんにく酢に使われているにんにくは、コゲタさんのお母様が育てられたものを使用。

シークァーサーが手づくりとは!?と思ったら、なんと、ご自宅にシークァーサーの木があるそうです。

基本的に食材はセントラルキッチンからの提供で、ハーブや野菜はご自身で調達されているとのこと。

シークァーサーの他にもパクチー、レモングラス、ミントなどもご自身で育てられているそうです。

ベトナムコーヒーもいただきました。

グラスの、少し剥がれているロゴシールも手作り。

ご自身でカッティングして作られたそうです。

なんでも器用にできて本当にすごいですね。

バインミーは持ち帰り用で注文したのですが、持ち帰っている間につぶれたら嫌だなぁと思い、その場で撮影させてもらおうとしたところ、ご丁寧にお皿に移し替えてくれました。

お肉がはみ出したおいしそうなバインミーと同じぐらい目を引いたのが、バインミーの下に敷かれている紙ナフキン「VietnamAirlines」!!

印刷に失敗したものが市場で売られているそうです。

「もう少しで(この紙ナフキンの)在庫がなくなるので、焦っているんですよ~」とコゲタさん。

 

ベトナムキッチンさんのバインミーは5年ぶりぐらいにいただきましたが、「こんなに大きかったっけ?!」と思うほど長かったです。20cmぐらいありました。

中にはチャーシューとベトナムハムが多めに入っており、おいしくいただきました☆

 

おいしいベトナム料理をいただき、笑いの絶えない時間を過ごし、思い出に残る一日となりました。

これからも応援していきたいです!

藤浪駅を利用される方にとっては本当に便利でうらやましいなぁと思いました。

 

ベトナムキッチン藤浪駅店
住  所:愛知県愛西市諏訪町中島365-6
T E L :0567-58-5853
営業時間:9:00~20:00 ※水曜定休

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ABOUTこの記事をかいた人

中国(上海・北京)7年、ベトナム(ホーチミン)3年弱の約10年間のアジア生活を経て、2016年より愛知県在住。近年日本で生活するベトナム人が増えている中で、少しでも多くの方にベトナムに興味を持っていただけたらな・・・。そんな思いで、(素人ですが)ベトナム料理のレシピ、日本で買えるベトナム食材、愛知県のベトナム料理店などの紹介をしています。