ホーチミンに住んでいた頃、カメラのレンズキャップをなくし、ずっとレンズむき出しのままで持ち歩いていたことがありました。
レンズが指紋や油ですぐに汚れてしまうので、やっぱりキャップはあったほうがいいと思い、ある日、カメラ屋街へ買いに行くことに。
ホーチミン市1区中心部のフィントゥックカン通り、グエンフエ通り、レロイ通り、パスター(地図上ではパストゥール)通りを結んだエリアにカメラ屋さんが集結しています。
中でも、多くの店舗が軒を連ねるのがフィントゥックカン通りです。
通りの様子
看板には「CAMERA」の文字やカメラの絵が。
カメラはベトナム語で“may anh”です。
カメラの販売だけでなく、修理もできるようです。
(看板に“sua chua”=修理とあります)
来てみたものの、お店が何軒もあってどこがいいのか全く分からなくて…。
適当なところで1軒、入りやすそうなお店(店舗広め、照明が明るい)を選んで入ってみました。そこで言われたレンズキャップの価格は、15万ドン(約750円)でした。
他でも値段を聞いてみようと次に入ったのが、フィントゥックカン通り×グエンフエ通りの角にある黄色い外観の「LE VU」というお店です。
103 Tran Hung Dao , Cau Ong Lanh , District1
「LE VU」があった場所は現在ミルクティーのお店になっています。
中に入り店員さんにカメラを見せると、「あらあら、ずいぶん汚れてるねえ」という表情をしながら、クリーニング液を使ってレンズを拭いてくれました。
それから、私のカメラに合ったサイズ(58mm径)のレンズキャップを出してきてくれました。値段は最初に聞いたお店と同じで、15万ドン。
また、すぐになくしてしまいそうなので「紐付きのものが欲しいのですが」と言うと、「ないよ」との答え。
それなら、次の一時帰国のときに日本で買おうかなと言ったら、店員さんが10万ドン(約500円)に値段を下げてきたので、
買っちゃいました!(紐なしですが)
帰ってパッケージをよく見てみると、裏面に日本製と書いてあったので、たぶん…いや偽物だと思います。“レンズキャップ”の日本語が怪しかったです。
日本ではいくらぐらいで買えるのか調べてみたら、Amazonで紐なしのものが700円ほどで売っていました。
こちらもあわせてご覧ください。
カメラ屋街でレンズを修理するの巻。