朝7時頃、フォーを食べにパスター通りへ。
「フォー」「パスター通り」と言えば、ガイドブックで必ずと言っていいほど紹介される3区の有名店「PHO HOA Pasteur」が思い浮びますが、今回のお目当ては、長~いパスター通りの中でも中心部側。
レロイ通りとレタントン通りの間の路地裏にある「PHO MINH(フォー・ミン)」です。
目印は4つ星ホテル「Liberty Central Saigon City Point」。
ホテル横の路地(上の写真の「Ngoc」という看板があるところ)を入っていきます。
細い路地を道なりに進んでいき、
つきあたりを右折。さらに進んでいくと、、、
左手に「PHO MINH」の看板が見えます!
店内の様子。地元の人がフォーを食べに来ていました。
フォーは、牛肉のフォーのみ。
「メニューはありますか?」と聞いたところ、「ない」とのことだったので、「モットー フォーボー(牛肉のフォー1杯)」とだけ言って注文しました。
Foody(ベトナムの食べログのようなサイト)のページを後で見てみると、牛肉の部位ごとに注文できるようです。
「Gầu-Gân(肩バラ肉と牛スジ)」「Nạm-Gầu(バラ肉と肩バラ肉)」のように、部位を組み合わせて注文することもできるようです。
テーブルには、ライム、黄色い唐辛子(赤いものより辛いので要注意!)、甘味噌、チリソース、そしてPate Chaud(ミートパイ)が。ミートパイは、おそらく食べたらお金を払うシステムだと思います。
山盛りのハーブはいかにも新鮮そう。
オリエンタルバジル、ノコギリコリアンダー、ミントの香りがするハーブがありました。
Pho Bo(フォーボー) 55,000ドン(約275円)
運ばれてきた水色の丼は小ぶり。
まずはスープをすすってみると、甘みの少ない濃いめの味。
印象深かったのは、フォーに独特の酸味を感じたこと!
これは米麺を発酵(=水に漬けておく時間が長い?)させたときの酸味でしょうか?
わたしが食べたときにたまたま酸味があっただけかもしれませんが、ここの麺を食べて、大好きな本『ヌクマムの香り パパイヤの味(NHK出版編)』中にある記述を思い出しました。
本の中では、酸味についてはフォーではなく、ブン(素麺ほどの細さの米麺で、ベトナムでフォーよりも一般的に食べられている麺)について書かれています。
「ブンは酸っぱいからうまいんじゃ」
ハノイ郊外のフードー村で、代々ブン作りをなりわいとしてきたグエン・ヒュ・タムさん(69歳)は、当然だろうという口調で言った。
ブン作りを極めた職人によれば、ブンのうまさはフォーにはない発酵による酸味、というわけである。
(引用元:『ヌクマムの香り パパイヤの味』より)
路地を抜けると、またパスター通りに出ます。
朝のみ営業する隠れ家のようなフォー屋さんで、朝食を食べてみてはいかがでしょうか。
☆同じパスター通りにあるフォー専門店(こちらは3区)
ガイドブック常連店★ホーチミンで有名なフォーの老舗店「PHO HOA Pasteur(フォー・ホア・パスター)」
PHO MINH(フォー・ミン)
住 所:63/6 Pasteur , District1 , HCMC
T E L :028-3822-0345
営業時間:6:30~10:00