“青山”という名のお粥屋さん
1区と3区の境目あたり(お店の住所は3区)、グエンディンチュウ(Nguyen Dinh Chieu)通りとパスター(Pasteur)通りが交わるあたりに、お粥の専門店があります。
お店の名前は「CHAO MUC THANH SON(チャオムック・タンソン)」。
ベトナム語でCHAO=お粥、MUC=イカという意味です。
THANH SONは漢字で書くと“青山”、日本人にとって覚えやすい店名ですね。
日本のお粥というと、あっさり味で病気のときに食べるイメージが強いですが、ベトナムのお粥はお肉や魚介と一緒に炊くので、ダシが効いていてしっかり味がついています。
そのため、ベトナムの人たちは体調が悪いときだけでなく、普段からお粥を食べます。
具は鶏肉(Chao Ga)、豚の内臓(Chao Long)、田ウナギ(Chao Luon)、海鮮(Chao Hai San)など色々ありますが、こちらのお店はイカ(Chao Muc)のみを扱っています。
メニューはイカのお粥とトッピングのみ
メニューはイカのお粥(Chao Muc)の他にトッピングの皮蛋(Hot Vit Bap Thao)と生卵(Hot Ga)があるだけです。“Khan Lanh(カンラン)”はおしぼりで有料になります。
右側の水色の文字はすべてドリンクのメニューです。
冷たいお茶(Tra Da、チャダー)は1,000ドン(約5円)。
※メニュー写真は2014年のもので、2019年6月現在、Chao Mucは30,000ドン(約150円)に値上がりしています。
店先の屋台風の調理場。
お粥の具になる揚げパン(Quay)とモヤシがたくさん積まれています。
店内のようす
イカの旨味が詰まったお粥
Chao Muc 30,000ドン(約150円)
風が気持ちよかったので、外の席で食べました。
お粥についてくる揚げパン(Quay)はあらかじめ食べやすくカットしてあり、半分はすでに丼の中に入っていて、もう半分は別皿で出てきました。
フォーの専門店のように、ライムや卓上調味料を使って、自分の好みの味にしても。
中に入っているイカを上に持ち上げてみました。
食べてみると、口の中がイカ一色になるほどイカの味が濃厚!
ダシ用でしょうか、中には大きな干しエビも少し入っていましたよ。
トッピングの揚げたエシャロット(無料)を入れるとさらにおいしく!
存在感あるイカの味に負けないぐらい、主張が強いエシャロット。
2つはぶつかり合うことなく、お互いの味を引き立てていました。
海の幸の旨味が凝縮されたこんなごちそうお粥が、たった150円ほどで食べられることに驚きです!
軽めの昼食や飲んだあとの〆に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
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CHAO MUC THANH SON(チャオムック・タンソン)
住 所:144 Nguyen Dinh Chieu , District3 , HCMC
T E L :0908-209-099
営業時間:10:00 9:00~23:00 ※2019.6.10修正