3区のヴォーティサウ(Vo Thi Sau)通りに建つ、南部女性博物館(BAO TANG PHU NU NAM BO)。
ベトナム南部で活躍した女性の歴史を展示・紹介している博物館です。
敷地内に立つ女性の銅像
庭にはきれいな花が咲いていました。
写真左側のフレンチコロニアル様式の建物は、フランスの富豪の邸宅だったそうです。
わたしが行ったときは他に観光客がいなかったようで、アオザイを着た係の女性が展示室の電気を点けに行きました。
館内はエアコンが効いておらず、暑いです・・・。
なお、11:30〜13:30は休憩時間となっていますのでご注意ください。
建物は4階建てで、民族衣装や写真資料が展示されています。
こちらは1階の伝統衣装のコーナー。
ショーケースに展示されているアクセサリー類
ゴザとゴザを運ぶ女性の写真
機織り、染めの作業を再現したコーナー
ベトナム南部の民族分布図
カンボジアとの国境付近を拡大してみました。
このあたりはクメール族、キン族、チャム族が暮らしているようです。
キン族はいわゆるベトナム人のことで、ベトナム全体の約90%を占める民族です。
民族布のコーナー
カラフルでエスニックな柄がとてもきれいです。
▼おすすめの本▼
死刑宣告された囚人女性たち。
中には、ホーチミン市の通りの名前になっている女性活動家・ヴォーティサウ(Vo Thi Sau、下段中央)とグエンティミンカイ(Nguyen Thi Minh Khai、上段右)の写真もありました。
銃を背負い、両手で子供を抱える姿が印象的な女性戦士の像
近代~現代に活躍した女性たち
ベトナムというと戦争のイメージが強く、男性の活躍に目が行きがちですが、ベトナム女性は戦争中も家庭を守りながらたくましく生きていたのですね。
ここは、ベトナムの歴史に興味のある方には面白いと思います。
主要な観光スポットではありませんが、入場無料ですので、近くを通ることがあれば立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
南部女性博物館(BAO TANG PHU NU NAM BO)
http://www.baotangphunu.com/
住 所:200-202 Vo Thi Sau , District3 , HCMC
T E L :028-3932-0322 , 3932-5690
開館時間:7:30~11:30、13:30~17:00(金曜定休)
入 場 料 :無料