アジア最古の動物園
ホーチミン市1区東部にある「サイゴン動植物園(Thảo Cầm Viên Sài Gòn)」。
ここでは約120種・1,000頭の動物が暮らしています。
園内には背の高い木が多く、散策するのが楽しいスポットで、中心部からタクシーで10分弱というアクセスの良さも魅力。
歩くことが好きな方は、中心地からなら徒歩で行くこともできると思います。
個人的な話で恐縮ですが、筆者はこちらの動物園に特別な思い入れがあります!
現在小学生の息子が赤ちゃんのとき、ゾウがとても好きで、ゾウを見るために週に2回ほどここを訪れていました。
息子はいつも手にゾウのフィギュア(日本製の「アニア」またはドイツ製の「シュライヒ」)をにぎりしめていました。
鼻の先がとれてしまったら「ダイヤモンドプラザ」へ行き、再購入していたアニア。
シュライヒは「NHA SACH PHUONG NAM」で購入していました。
園内に入ると、アジアゾウのコーナーへ直行!
ベンチに座ったり、立ったりして、長い時間ゾウを観察していました。
言葉を覚え始めた時期は、ゾウを見ると「じょう!じょう!」と言いながら、はしゃいでいたことを思い出します。
さて、サイゴン動植物園の話に戻りますが、前身は1864年にフランスの植物学者ルイ・ピエール(Louis Pierre、1833年~1905年)によって設立された植物園だそう。
その後、ベトナム戦争中に破壊されるなど、さまざまな変遷を経て現在に至り、2014年には創立150周年を迎えました。
日本の動物園で最も古い「上野動物園」は1882年開園。
どちらも長い歴史を持つ動物園なのですね。
門をくぐると、ルイ・ピエールの像が迎えてくれます。
こちらの檻はフランス統治時代の設立当時から使われているものだと、副園長のファム(Pham)さんに教えていただきました。
チケットを購入しよう
入園料は大人・子ども別ではなく身長によって料金が異なり、身長100cm以下は入場無料、100cm〜130cmは3万ドン(約150円)、130cm以上は5万ドン(約250円)です。
ホーチミンに住み始めた頃は紙のチケットでしたが、2016年頃、カードに変わりました。
かわいいカードで記念に取っておきたいのですが、入口で没収されてしまいます。。。
動物との距離が近い☆
園内の案内図。正門を入ってすぐ左手に「歴史博物館(Bảo tàng Lịch sử )」が、園の南側(地図の右側)には植物園があります。
ゾウのコーナー。水遊びをしたり、ゾウ同士でじゃれあったりする姿が愛らしいです。
時間帯によってはエサ売りの方がいて、1,000ドン(今は値上がりしたかもしれません)でエサを買ってゾウにあげることができます。
大人が腕を伸ばしてエサを渡すと、ゾウが鼻でキャッチできるほど距離が近いです。
キリン。
シカ。
ワニ園には化石のように動かないワニがたくさんいます!
カワウソ。
ベトナム語ですが、動物の説明書きがあります。
珍しい動物も
サイゴン動植物園の目玉(?)の動物は、珍しいホワイトタイガーとコビトカバ。
世界三大珍獣の一つで、絶滅危惧種にも指定されているコビトカバ。
一般的なカバより小柄で、体が全体的に丸っこく、愛らしい姿をしています。
水の中にいることが多いかな。。。
ホワイトタイガーはベンガルトラの白変種で、世界で約250頭、日本では約35頭しか飼育されていないという希少種です。
2015年7月に3頭の赤ちゃんが産まれたときは話題になりました。
動物たちは朝、活発に動き回るそうです(午後は横になって寝ていることが多い)。
また、日中はとても暑いので、午前中に訪れることをおすすめします。
〜②では子どもの遊び場などを紹介します〜