~蒸し春巻き編のつづき~
次に、バナナの花とチキンのサラダ(Gỏi gà bắp chuối )を作りました。
☆ベトナム語メモ
gỏi(ゴイ)・・・サラダ
gà (ガー)・・・鶏
bắp chuối(バップチュォイ)・・・バナナの花
※ベトナム北部の呼び方。南部の呼び方はhoa chuối(ホアチュォイ)
バナナの花が食べられるということを、ベトナムに来てから知りました。
お花自体、どんな形をしているのか見たことがなかったので、市場で初めて見たときは驚きました!
さらに、ベトナムには約28種類ものバナナがあるそうです!
バナナの世界は奥が深そうですね~。
このように細切りにして、麺の薬味などとして食べられます。
シャキシャキした食感を楽しむもので、味は特にありません。
バナナの花を千切りにする
蒸し春巻きを試食している間に、調理スペースには次の料理の材料がセットされていました。
ミー先生がバナナの花を見せてくれました。
まるで大きなミョウガのようです。
中はこのようになっています。
えのき茸のような部分の1本1本が、おなじみのバナナになります。
今回の料理では、花の外側の色が濃いところは硬いので、数枚剥いた後に出てくるクリーム色の部分を使います。
バナナの花を手前からくるくると巻き、巻き終ったら左手でおさえて千切りにします。
バナナの花はアクが強く、切ったそばから紫色に変色してしまうので、切った後、すぐに酢水にさらします。
先生のお手本を見た後は自分の番です。
モタモタしていたら、すぐに紫色になってしまいました・・・!
そして、急いで酢水の入ったボウルに入れました!
水気を切って、清潔なふきんの上にのせます。
その後、鶏肉をゆでました。鶏肉はゆでたらお皿に取り、氷をのせて5分ぐらい置いて冷まし、手で細く裂きました。
材料を和える
ボウルにバナナの花、鶏肉、パプリカ(赤・黄)、赤玉ねぎ、オリエンタルバジルの千切りを入れて、ヌクチャムだれもかけてよく混ぜ合わせます。
野菜から水分が出るので、サラダ用のヌクチャムだれは水を使わずに作りました。
ハーブの中に苦手なタデがあったので、抜いて作りました。
たくさんあるベトナムのハーブ。
苦手なものがあるか心配な方は、混ぜる前に味見をしてみると良いかと思います。
こちらはトッピングのピーナッツ、フライドガーリック、フライドエシャロット。
バナナの花の外側の部分を一枚使い、その上に和えたサラダをのせ、最後にトッピング3種をのせてできあがり☆
試食タイム
さて、できあがった料理をダイニングスペースに運んでいただきました。
バナナの花とチキンのサラダは、いろいろな食感(ピーナッツのカリカリ、バナナの花のシャキシャキなど)、味(甘み、酸味、辛味、塩味)、香り(ガーリック、エシャロット、ハーブ)があわさって、何ともいえない美味しさでした。
盛り付けも色合いもきれいで、サラダだけれどメインディッシュのような満足感がありました。
~バインセオ編につづく~