下記の記事は旧店舗のときのものですが、最新価格を記載しています。
はんこ屋街にあるブンダウマムトム専門店
ベトナム北部の麺料理、ブンダウマムトム(揚げ豆腐のブン 発酵海老味噌だれ)。
ブン(米麺)、揚げ豆腐、香草などを“マムトム(mắm tôm)”という発酵海老味噌だれで食べるハノイの名物料理です。マムトムはベトナム人でも苦手な人がいるほど臭いのですが、海老の旨味が凝縮された味は、好きな人にとってはヤミツキになる味です!
世界一臭い食べ物と言われる、スウェーデン発祥のニシンを塩漬けにして発酵させたものの缶詰。缶の中でガスが発生しているため、開封時に臭い汁が飛び散るらしいです・・・。その臭さは納豆の18倍、くさやの6倍とか。一度試してみたいかも・・・?
さてこの日、おいしいブンダウマムトムを求めやってきたのは、判子&ネームプレート屋街のルオンフーカン通り。店名は「Bun dau A Vung(ブンダウ・アーヴン)」といいます。
訪れたのは15時ごろと中途半端な時間でしたが、店内にはお客さんが5組ほどいました。
豆腐から手作りするこだわりの店
メニューに書かれていることを家に帰ってから辞書を使って調べてみたところ、ブンダウマムトムの要となる食材「豆腐」はお店で手作りしているようです。
☆ベトナム語メモ
Đậu hủ tươi (ダウフー・トゥオイ)=新鮮な豆腐
chế biến(チェー・ビエン)=加工する
tại chỗ(タイ・チョー)=現場で、その場で
具材が揚げ豆腐のみの場合、ねだんは28,000ドン(約140円)。
サクッと食べたいときは揚げ豆腐だけでもいいですが、お腹が空いているときはいろいろな具を食べたいので、全部(5種類)入りの“Bun Ta La 58,000ドン(約290円)”を注文しました。
揚げ豆腐のみ(Bun Dau Mam Tom)は31,000ドン(約150円)、具が5種類入りのもの(Bun Ta La 5 Mon)は67,000ドン(約340円)に値上がりしています。また、新たに具が3種類のもの(Bun Ta La 3 Mon)も出ています。こちらは61,000ドン(約300円)です。
飲みものは、生姜茶(Trà gừng ấm tim )7,000ドン(約35円)にしました。
冷たくて、ピリッとした後味で口の中がスッキリします。
現在は、上の写真と同じ生姜茶はなく、“Tắc gừng chua ngọt”という金柑入りの生姜ジュース(16,000ドン、約80円)があります。普通の冷たいお茶は“Trà đá”(ハス茶?)は5,000ドン(約25円)です。
熱々の揚げ豆腐を味わおう
具は塊になったブン、揚げ豆腐、香草、きゅうり、ゆで豚のスライス、“チャーコム(chả cốm)”というもち米入りのさつま揚げ、そして調味料のマムトム。
チャーコムには北部特産の青いもち米が入っている、とベトナム語の先生から聞きましたが、こちらのお店のチャーコムはそれが見てとれますね。
お好みでマムトムだれに入れる金柑(の果汁)、唐辛子、砂糖。
金柑と、今回は唐辛子を多めに入れました。
砂糖は、甘いものを好む南部の人向けに置いてあるのでしょうか?
本場ハノイのお店に砂糖は置いてあるのかなあ。
こちらのブンダウマムトムは、揚げ豆腐が印象的でした。
揚げたて熱々で、外側がカリッとしていておいしかったです。
豆腐が平たくい形だったので、もう少し厚みがあったら、豆腐の味がより感じられるかも、と思いました。あと、香草の内容がほとんど紫蘇(tía tô)だったのがよかったです。
お店の外に設けられた豆腐加工コーナー。中には人がいませんでしたが、のぞいてみると、豆腐を流し入れる木製の型などが置いてありましたよ。
豆腐を加工している様子(動画、1分47秒)
Bun dau A Vung(ブンダウ・アーヴン)
https://www.facebook.com/bundauavunglhk
住 所:53 Luong Huu Khanh 6A-B Luong Huu Khanh , District1 , HCMC
T E L :028-3925-1939 , 09-0765-5045
営業時間:7:00 9:00~22:00
※2018.4.10情報更新(メニュー・価格・地図修正、動画追加、3区店閉店により削除)