~教室紹介編のつづき~
まず最初に、バインクオンを作りました。
米粉の生地をクレープ状に広げて蒸し焼きにし、ひき肉やきくらげなどの具を入れて巻いたもの。ベトナムハムや香草と一緒に食べる。日本語では“蒸し春巻き”と訳されることが多い。中国の腸粉(チャンフェン)と似ているが、こちらはヌックマムベースの甘酸っぱいタレで食べる。
参考記事:ホーチミンでバインクオンがおいしいお店4選
第1回 ハムギー通りの路上店
第2回 HONG HANH
第3回 HAI NAM
最終回 TAY HO
バインクオンのタレ作り
クラスは英語で進められますが、先生の動きを見よう見まねでついていくことができると思います。
手が止まったときは先生がこちらに来てくれて、丁寧に教えてくれたので分かりやすかったです。
バインクオンのほか、いろいろなベトナム料理の万能つけダレとして使われるヌクチャム(先生は英語でFish sauce dipping sauceと言っていました)は覚えておくととても便利!
ヌクチャムは、ヌックマム(ベトナムの魚醤)、水、砂糖、ライム果汁、唐辛子、にんにくで作ります(配合や混ぜる順番は各家庭・お店によって異なります)。
ベジタリアン仕様のヌックマム!?
教室には、ベジタリアンの方のためにベジタリアン仕様のヌックマム“Nước mắm chay”が用意されていました。
約3年間ホーチミンに住んでいましたが、このヌックマムは初めて見ました!
魚は使われておらず、バイナップル、砂糖、塩などから作られているそうです!
パイナップル(dứa、thơm)からできているというのは意外でした。
味見をさせてもらうと、想像していたフルーティーさはなく、日本の醤油と味がとても似ていました。
ちなみに、ミー先生によると、ヌックマムの度数は35~40度が万能に使えて便利とのこと。
50~60度と、度数が高くなると、品質と価格が高くなり、味は塩辛くなるそうです。
バインクオンの餡作り
次にバインクオンの餡を作りました。
あらかじめ水で戻されていたキクラゲ、豚ミンチ、みじん切りにしたエシャロット&人参、黒胡椒をスプーンで混ぜ合わせます。
フライパンを熱し、油を入れたら、餡を入れます。
ヌックマム・砂糖を加えて、約4分間、全体に火が通りまで炒めます。
米粉の皮で餡を巻きます
米粉の皮を一から作るのは専用の容器と技術がいるため、あらかじめ用意されていました。
早朝、ミー先生が近くのタンディン市場で皮を買ってきたそうです。
スーパーにはバインクオンの粉が売っていますので、一から作ってみたい方はチャレンジしてみてくださいね。
フライパンで作ったことがあるのですが、生地を薄く仕上げるのがわたしには難しかったです。
でも雰囲気は楽しめました!
市販の粉を使って“バインクオン(蒸し春巻き)”を作ろう!~前編~
市販の粉を使って“バインクオン(蒸し春巻き)”を作ろう!~後編~
まな板に皮を縦向きに広げ、手前に餡を置きます。
皮は2枚あるので、餡を半分ぐらいのせます。
ミー先生のお手本を見てから実践します。
巻き終えたら、食べやすくするために1個を半分にカットして、お皿にのせ、千切りにしたシソとゆでたもやしを添えました。
バインクオンの上にフライドエシャロットとキッチンバサミでみじん切りにカットした唐辛子をのせました。
フライドエシャロットは、クラスが始まる前にミー先生が揚げたばかりのものだそうで、とってもいい香り!
試食タイム
できあがった料理をダイニングスペースに運んでいただきました。
これまでに行ったホーチミンの料理教室はすべての料理ができあがってから一緒に食べるところと、1品作ったら食べて次の料理にとりかかるところがありましたが、こちらの料理教室は後者でした。
ぷるぷるの米粉生地、具だくさんの餡、香ばしいエシャロット、さわやかなシソ、みずみずしいもやしを一緒に食べると何ともいえないハーモニー。とてもおいしかったです!
冷たいハス茶を飲んでリフレッシュしたところで、次の料理にとりかかります。
~バナナの花とチキンのサラダ編につづく~