ローカル感漂うフレッシュミルクとヨーグルトの専門店「SUA TUOI MUOI」

こじんまりとした牛乳屋さん

1区北部のフンカックコアン(Phung Khac Khoan)通りにこじんまりとお店を構えるローカルの牛乳屋さん「SUA TUOI MUOI(スア・トゥオイ・ムォイ)」。

「SUA TUOI MUOI」 の外観

お店の前にはプラスチック製の低い椅子が出ていて、地元の人たちがフレッシュミルクを飲みながら、おしゃべりを楽しんでいます。

メニュー
※メニューの価格は2015年時点のものです

メニューはフレッシュミルク、豆乳、コーヒー、ヨーグルトのみ。
フレッシュミルクとヨーグルトを注文すると「ミルクはホット?アイス?砂糖は入れる?」と聞かれたので、ホット・砂糖なしでお願いしました。

 

低い椅子に座って楽しむベトナムらしい喫茶時間

「SUA TUOI MUOI」

「ここで飲んでいきます」と伝えると、外に高く積まれていた椅子をささっと出して、席を作ってくれました。このプラスチック製の椅子はテーブル代わりにもなるのですね。

牛乳とフローズンヨーグルト

【左】Sua ly(フレッシュミルク) 10,000ドン(約50円)
【右】Yaourt(ヨーグルト) 11,000ドン(約55円)

ヨーグルトはフローズン状のものが2つグラスに入っていました。
これが個人的に大ヒットなおいしさで、牛乳の味・甘み・酸味のすべてが強いヨーグルトなのですが、バランスがとれていて絶妙な味でした!

ホーチミン在住時によく飲んでいた“ダラットミルク”との味の違いが分かるほど繊細な舌を持ち合わせていないのですが、普通においしい牛乳だとわたしは感じました。

蓮茶

途中で出してくれたハス茶。

 

プラスチック製の椅子に座り、低い視点でバイクや道行く人を眺めながらのんびりと飲むのがベトナムらしいな~と感じながら、つかの間の喫茶時間を楽しみました。

 

ちなみに、隣に座っていたビジネスマン風のベトナム人男性は、
ヨーグルトにコーヒーをかけたものを食べていましたよ。

ヨーグルトコーヒーはカフェで時々見かけますが(「コンカフェ」や「チュングエンコーヒー」で飲めます)、甘酸っぱいヨーグルトと濃厚で苦いベトナムコーヒーがマッチしていて、意外といけますよ。

 

ホックモン県の農場から直送される牛乳

店員さんに産地について尋ねると、「ホックモンの農場から運ばれています」とのこと。

農場直送の牛乳というと、個人的には乳脂肪分の高いコクのある牛乳をイメージしてしまうのですが、こちらの牛乳はさらっとした飲み口でした。

ところで、“ホックモン”ってどこだろう?とあとで調べてみると、

Hoc Mon

ホックモン(Hoc Mon)は、ホーチミン市の北西郊外にある県でした。

お隣のクチ(Cu Chi)県は酪農業が盛んなところだそう。たしかに、ホーチミン市内をタクシーで走っていると、クチ産牛肉をウリにした焼肉屋さんを見かけることがありました。

「SUA TUOI MUOI」 の店員さん

4~5人いた店員さんはみな女性。みなさん笑顔がとても素敵で気さくに話しかけてくれて、短時間でしたが、とっても楽しい&あたたかい時間を過ごせました。

牛乳はテイクアウトも可能

店頭では、ビニール袋入りのフレッシュミルクを販売しています。

値段は小が12,000ドン(約60円)、大が23,000ドン(約115円)。
お客さんはバイクにまたがったまま、みなこれを買っていきます。

テイクアウトしてきたフレッシュミルク

テイクアウトしてきたフレッシュミルク(小)。
あとで計量したら500mlあったので、大は1リットル入りだと思います。
牛乳は温かい状態で売られていた上に、保存料などは入ってなさそうので、在住者の方はその日のうちに使い切るのがベストかと思います。旅行者の方はホテルに持ち帰って飲むのもいいですね。

 

こちらもあわせてご覧ください。
【移転】戦争証跡博物館から徒歩30秒!牛乳屋さん直営のミルクカフェ「Milkbar」
素朴な味のベトナム風プリンやヨーグルトを食べるなら「KIM THANH」

 

SUA TUOI MUOI(スア・トゥオイ・ムォイ)
住  所:10 Phung Khac Khoan , District1 , HCMC
T E L  :090-811-7077
営業時間:月-土曜 6:00~14:00、日曜 6:00~12:00  平日6:30~14:00、土日6:30~12:00(2021.6.21追記)

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