ベトナム料理教室「Saigon Cooking Class」~BBQチキンと青マンゴーのサラダ編~

生春巻き編のつづき~

生春巻きを食べ終えて少し休憩した後、また調理テーブルに移動して、今度は2品目のBBQチキンと青マンゴーのサラダを作りました。

 

目にも鮮やかなサラダに挑戦!

最初にサラダのソースを作りました。

ソースの要になるのは、ベトナムの魚醤・ヌックマム(Nước mắm)

これに砂糖や酢を加えていきます。

先生が材料について1つずつ説明してくれます。

ソースは調味料とみじん切りにした薬味を混ぜてできあがり!

一からみじん切りにしていたら結構時間がかかりますが、すべて用意されていたので、簡単に早くできました!

 

鶏肉をマリネします

次にサラダの上にのせるBBQチキンに下味をつけます。

下味をつけてマリネするところまで行ったら、焼くのはスタッフにお任せ。

鶏肉にかかっている赤い油は、アナトーオイルです。

アナトーオイルとは?
ベトナムでは、料理に赤い色をつけるためにアナトー色素(Hạt điều màu(ハッ・ディェウ・マウ)を用いた油を使うことがあります。アナトーは南米原産のベニノキの種子から抽出した色素。日本ではカロチノイド色素といった名前でも呼ばれています。

粒々の状態で売られている“Hạt điều màu”。小鍋にサラダ油と“Hạt điều màu”を適量入れ、熱して赤い色を引き出すと、手作りのアナトーオイルができます。

ベニノキと、瓶に入った“Hạt điều màu”も見せてもらえました。

アナトーオイルはホーチミンのスーパーで売っていましたが、日本ではなかなか手に入れることができませんね・・・。ベトナム食材店に行くと、置いてある場合があります。

 

野菜をカット!

次に野菜を薄くスライスして、細く切っていきます。

ベトナムのピーラー(写真左端のもの)は包丁に穴があいた形をしていますね。

その隣のギザギザ包丁は、コープマートで15,000ドン(約75円)ぐらいで売っていましたよ。

屋台でバインミーを買うと、時々なますがギザギザになっていることがありますが、この包丁を使っているのですね!ベトナムの包丁を手に入れたい方はスーパーへGOです!!

 

 

まずは人参の皮むき。

先生がシャッシャッと手早くスライスしているのを見ると、いとも簡単そうに見えます。

しかし、実際に自分でやってみると、そんなに簡単にはいきません。使い慣れないピーラーでゆ~っくりゆ~っくり皮をむいて、なんとかできあがりました。

人参と青マンゴーを薄くスライスして、

その後、ギザギザ包丁で細切りに。

ギザギザ包丁は、包丁というよりステンレスの板といったほうが適切かも・・・。

サクサク切れるわけではなく、手の力で圧力をかけて押して切るといった感じです。

パプリカは普通の包丁で千切りにしました。

この包丁は使いやすかったです。

青マンゴーを切ったのは初めての体験で面白かったです。

 

すべての材料を合わせます

さて、最後にベビーほうれん草やオリエンタルバジルなどと、先ほど千切りにしたものたちを混ぜていきます。ベビーほうれん草を適当な太さにザクザクと切って、

ボウルにすべての野菜を入れます。

この頃、焼きあがったBBQチキンが運ばれてきました。

チキンの奥に見えるのは最初に作っておいたヌックマムベースのたれです。

たれもボウルに入れ、ビニール手袋を使って全体を手でよく混ぜて、

お皿に盛り付け、食べやすい大きさに切ったBBQチキンをのせ、トッピングのピーナッツやエシャロットをパラパラッと散らしてできあがりです~!

この料理は初めて食べたのですが、見た目も鮮やかで美しく、甘み・酸味・塩味などが複雑にまじりあったレストランでしか食べられないような味で、とてもおいしかったです。

 

蓮の実チャーハン編につづく~

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ABOUTこの記事をかいた人

中国(上海・北京)7年、ベトナム(ホーチミン)3年弱の約10年間のアジア生活を経て、2016年より愛知県在住。近年日本で生活するベトナム人が増えている中で、少しでも多くの方にベトナムに興味を持っていただけたらな・・・。そんな思いで、(素人ですが)ベトナム料理のレシピ、日本で買えるベトナム食材、愛知県のベトナム料理店などの紹介をしています。