ビンタン区にあるティゲー市場近くの交差点角に、何やら人が集まっているお店が。
「何のお店だろう?」と近づいてみると、フーティウナムヴァン屋さんでした。
Nam Vang=南旺(プノンペン)から伝わったといわれる麺料理。
甘めの豚骨ベースのスープに海老、豚肉、ひき肉、レバー、うずらの卵などたくさんの具が入る。フーティウはベトナム南部で食べられている細米麺で、柔らか くつるっとした喉越しを楽しむ北部のフォーに対し、半乾燥させてから裁断するためコシがある。お店では汁ありと汁なしが選べる。
店名は「Quan 100(クアン100)」。
“Quan”はベトナム語でお店の意味。
“100”は、お店がNguyen Van Lac通りの100番地にあるので、そう名付けられたようです。
みなさん、朝食にフーティウナムヴァンを食べていました。
店頭の屋台風調理スペースでは、お持ち帰りする人が待っていました。
わたしも「マンベー(mang về、持ち帰りの意)」と言って、宿で食べることに。
チャッチャッチャッ♪っと麺を湯切りしているところ。
ホーチミンでまず本場のフォーを食べたら、次に食べたいのがフーティウ!
具だくさんで、ベトナム麺にしては珍しくコシがあり、日本人の口に合うと思います。
具の中に薄切りのレバーがあるのですが、レバーが苦手でも、なぜかフーティウナムヴァンのレバーは食べられるので不思議です(臭みを感じたときは残しますが・・・)。
「Quan100」のメニュー
- HU TIEU NAM VANG(プノンペン風フーティウ)
- HU TIEU CA(魚入りフーティウ)
- HU TIEU TOM(海老入りフーティウ)
- HU TIEU MI THAP CAM(五目フーティウ) ※麺はフーティウと中華麺(MI)のW麺
- HU TIEU MI HAI SAN(海鮮フーティウ) ※麺はフーティウと中華麺(MI)のW麺
- MI THAP CAM(五目麺)
- MI CA(魚入り中華麺)
- MI TOM(海老入り中華麺)
- MI HOANH THANH(ワンタン入り中華麺)
- BUN GAO THAP CAM(五目米麺) ※ブンは素麺ほどの細さの米麺
また、朝(SANG)はボーコー(BO KHO、ベトナム風ビーフシチュー)のバインミー(BANH MI、バゲットサンド)や麺が、午後(CHIEU、夕方5~6時頃まで)はブンティットネムヌーン(BUN THIT NEM NUONG、豚焼肉とつくね入り和え麺)があるようです。チャーヨー(CHA GIO、揚げ春巻き)もぜひ食べてみたいですね。
さて、宿に持ち帰ってきました!
麺、スープ、具、添え野菜がそれぞれビニール袋に入っています。
HU TIEU NAM VANG 38,000ドン(約190円)
どんぶりに移していただきました。
具は海老、ひき肉、チャーシュー、うずら卵、レバー。
スープは意外にも甘さひかえめで、あっさりしていました。
干し海老・フライドエシャロット・豚皮を揚げたものと、添え野菜(レタス、ニラ、もやし、春菊、ライム)のうちの春菊が味のアクセントになっていました。
気軽にテイクアウトできるのも、ベトナムのいい文化ですね☆
Quan 100(クアン100)
住 所:100 Nguyen Van Lac , Binh Thanh District , HCMC
T E L :028-3899-2552