昔から繊維の街として栄えてきた愛知県一宮市。
一宮駅から徒歩約5分の場所にあるレトロな佇まいのビル「Re-TAiL(リテイル)」は、もともと1933年に繊維組合の事務所として建てられたもの。
2016年から、ビルの風情はそのままに、繊維素材の販売やアトリエ、ショップ、創造的なヒト・モノ・コトを発信するビルとして生まれ変わりました。
Re-TAiL(リテイル)
http://re-tail.jp/
今回は、そのリテイルビル2階に今年8月にオープンしたカフェ「Enju cafe」を紹介します。
こちらは一級建築士事務所が運営するカフェで、建築を楽しみながら、おいしいベトナムコーヒーと焼き菓子をいただくことができます。
平成19年に経済産業省から「近代化産業遺産」に指定された建物。
歴史が刻まれた素敵な入口。
建物の細部にまで装飾が施されており、ビルそのものに鑑賞の価値があります。
床のタイルがとってもかわいいです。
さて、「Enju cafe」さんに着きました。
こちらは建築事務所のアトリエを兼ねているので、建築についての相談をすることもできるそう。
もちろんカフェのみの利用もOKです。
店内に入ると、テーブルが2卓あり、その奥が建築士さんのお仕事スペースになっているようでした。
もともと和室だったお部屋をリノベーションされたようで、随所にその面影が感じられました。
メニューはとてもシンプル。
- Aコース(500円)・・・建築とドリンク
- Bコース(800円)・・・建築とドリンクと焼き菓子
ドリンクは、ベトナムコーヒー・コーヒー・りんごジュースの中から選べます。
お店のインスタをフォローすると100円割引になりますよ。
店内には、模型展示や建築雑誌がありました。
メニューにあった「建築」とは、このビルと、模型展示のことなのかしら。
建築に疎いわたしも、興味津々でミニチュアタウンを眺めていました。
お水のコップもかわいい!
単品のりんごジュース+Bセットを2つ注文し、ホットとアイスのベトナムコーヒーを選びました。
そこで気になったのが、どうしてこちらでベトナムコーヒーを提供しているのかということ。
接客してくださったオーナーのお母様に伺うと、「旅行でベトナムに行ったのですが、そのときに飲んだベトナムコーヒーがとてもおいしくて」とのこと。
ベトナムコーヒーは本当においしいので、そのお話に深く納得しました。
こんなに素敵な建物で、ゆったりとした空間で、ベトナムコーヒーをいただけるなんて、なんと贅沢なことでしょう☆
ベトナムコーヒーの抽出には10分程度かかりますが、コーヒーがぽたぽた滴り落ちる時間を眺めるのもまた一興。
普段、忙しく動いているので、この「静」の時間がとても貴重で、リラックスできました。
抽出し終わったコーヒーと練乳をまぜまぜ。
濃~いベトナムコーヒーと甘~い練乳の味がベストマッチ!
この貴重な時間を愛おしむかのように、ベトナムコーヒーをちびちびと飲みました。
あぁ、このまま時間が止まればいいのになぁ・・・
そして、特筆すべきは、焼き菓子・カヌレのおいしさ。
これまで食べたカヌレの中で、一番おいしかったです!
中はしっとり、外がカリッとしていて一口食べればそれはもう至福のひととき。
※焼き菓子は日によって種類が変わるかもしれません
建築とベトナムコーヒーと焼き菓子。
歴史ある建築物を眺めながら、おいしいコーヒーと焼き菓子をいただきに訪れてみてはいかがでしょうか?
Enju cafe
https://www.instagram.com/enjucafe/
住 所:愛知県一宮市栄4-5-11 Re-TAiL 2階
T E L :090-6333-4818
営業時間:11:00 – 18:00 ※月曜定休、不定休あり
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