ホーチミンの街の至るところにあるバインミーの屋台。
フランス統治時代に生まれたバゲットサンド。
フランスパンにパテとバターを塗り、ハムや目玉焼きなどメインの具、なます、パクチー、きゅうりなどをはさんだもので、ベトナムのソウルフードとも言える食べもの。

[ad#1]
今回は、ヴィンコムセンターや市民劇場の近くにあるバインミー屋台を紹介します。

場所はハイバーチュン(Hai Ba Trung)通りとレタントン(Le Thanh Ton)通りが交わる交差点の北東角。
お菓子やお水、日用品などを売る個人商店の前で営業しています。
斜め向かいにはローカル麺食堂「Quan An BAC HIEN(クアン・アン・バックヒエン)」があります。
お店は13時頃から22時頃まで営業。
フーン(Phuong)さんという女性が切り盛りしています。
道路沿いにあるので、バイクにまたがったまま、サッと買って行くひとも。

調理スペースを見せてもらいました。
マヨネーズ、パテ、細ネギ、パクチー、きゅうり、大根とにんじんのなます、玉子、チャーシュー、チリソース、ソーセージなどさまざまな食材が並んでいます。
わたしは玉子(目玉焼き)のバインミーを注文。価格は1つ15,000ドン(約75円)でした。
バインミーの具の玉子は、どこの屋台も大抵その場で焼いてくれるので、ふわふわで熱々で、本当においしいです!
調理スペースにカセットコンロがあり、そこで焼いてくれるのですが、フーンさんの屋台にはカセットコンロが・・・・・・ない!
一体、どこで焼くんだろう?と思って見ていたら、

下の扉を開けたところにカセットコンロが設置してありました!

玉子2つを割り入れて焼いてくれました。
玉ねぎの薄切りを加えるのがフーンさんのバインミーのポイント!?
また、フランスパンにざくざくと切り目を入れたあと、パンの内側に軽く塩こしょうを振っていました。
最後に「唐辛子入れる?」「ヌックトゥーンは入れる?」など聞いてくれました。
※ヌックトゥーン(Nuoc tuong)・・・ベトナムの大豆醤油。日本の醤油ほどしょっぱくなく、まろやかな味。
[ad#1]

できあがった玉子のバインミー。
パテとマヨネーズは入っていませんでした。
たっぷりの細ネギ、シャキシャキ食感の玉ねぎ、黄身が半熟の目玉焼き、ヌックトゥーンの味があいまって、シンプルながらもとてもおいしいバインミーでした。
パテが好きなので、追加で入れてもらえばよかったなあ。
フーンさんがプラスチックの低い椅子を屋台の横に置いてくれ、「ここで食べていきなさい」と。お言葉に甘えて、椅子に腰を下ろし、交差点を眺めながらできたてのバインミーをほおばりました。

食べていると、フランスパン屋さんがパンの納品に来ました。
時間を見ると、ちょうど15時。
「毎日15時に納品があるのかなあ」なんて思いながら、フーンさんに「いま、何本ぐらいフランスパンが納品されたのですか?」と聞いてみたら、「30本よ」と。
「一日で何本ぐらい売れるんだろう?」とちょっと気になりました。
朝食やおやつに、バインミーが手軽に食べられる文化は本当にいいですね。
こちらもあわせてご覧ください。
バインミーに関する記事一覧
お気に入りの味を見つけよう♪バインミーの具10選 ※おすすめ
ドンコイ通り周辺でバインミーを食べるならココ!厳選11店【MAP付】 ※おすすめ
ホーチミンで一番おいしいバインミー!?「BANH MI HUYNH HOA(バインミー・フィンホア)」 ※おすすめ
フーンさんのバインミー屋台
住 所:Nga tu Hai Ba Trung va Le Thanh Ton , District1 , HCMC
営業時間:13:00~22:00