通も満足★豆と淹れ方が選べる本格派コーヒーショップ「The WORKSHOP」

The WORKSHOP

“サードウェーブコーヒー”の先駆者的存在

濃厚で甘いベトナムコーヒーは慣れるとやめられないおいしさですが、日本でスッキリした風味のコーヒーに飲み慣れていると、ときどき甘くないコーヒーが飲みたくなります。

約3年前、2014年にコーヒー豆と淹れ方が選べる本格派のサードウェーブコーヒーのショップがドンコイ通り×ゴードゥックケー通りの角ビル内にオープンしました。

“サードウェーブコーヒー”とは?
大量生産&消費のコーヒーがよく飲まれるようになった時代が“ファーストウェーブ(第1の波)”、シアトル系コーヒーチェーンに代表される高品質の豆を使ったコーヒーが広がった時代が“セカンドウェーブ(第2の波)”、そして、豆の産地や抽出器具などにこだわり、一杯ずつ心を込めて淹れたコーヒー(=スペシャルティコーヒー)が飲まれるようになった時代を“サードウェーブ(第3の波)”と呼んでいます。
The WORKSHOP

お店の名前は「The WORKSHOP(ザ・ワークショップ)」。

 

コーヒーのアロマが広がるリラックス空間

The WORKSHOP

ショップは古いビルの3階にあります。入口は外に出ている銅像が目印です。

銅像の横の細い道から入り、3階へ上がっていきます。

The WORKSHOP

入口。外には喫煙席が用意されていました。

The WORKSHOP

入口には「今週のコーヒー」の黒板があります。
全部で7種類あるコーヒー豆のうち、この日選ばれていたのは3種類。

Laos Java Typica(ラオス産)
Typica Da Lat(ベトナム・ダラット産)
Indian Peaberry Typica(インド産)

単一産地(シングルオリジン)のストレートコーヒーです。ラオスとインドはコーヒーが採れるイメージがなかったので、新鮮な感じがしました。

The WORKSHOP

入口では輸入した生豆を焙煎していました。

The WORKSHOP

天井が高く開放感のある店内。ロフト席もありますよ。

The WORKSHOP

中央には大きなオープンカウンターが設置されていて、
バリスタがコーヒーを淹れる様子を見ることができます。

The WORKSHOP

さまざまな器具を使ってコーヒーを淹れるバリスタ

 

こだわりのコーヒー

The WORKSHOP

ハンドピック(不良豆を手ではじく作業)をしているスタッフ

豆は100%アラビカ種で、その中でも収穫量の少ないティピカ種ピーベリーを使っているとのこと。ブレンドされていないので、バランスが良いわけではないけれど、その産地の豆の個性を楽しむことができます。

コーヒー豆の品種

  • アラビカ種・・・コーヒー豆の三大原種のうちのひとつで、優れた香りと味を持つ。ベトナムで採れるコーヒーの多くは力強い風味が特徴のロブスタ種。
  • ティピカ種・・・アラビカ種の中でも最も古い品種。上品な酸味と甘みが特徴。
  • ピーベリー・・・コーヒーの実の中に種子(豆)が1つしか入っていないもの。通常は一対の種子が向き合って入っている(フラットビーン)。

 

The WORKSHOP
※価格は変わっていませんが、写真は2014年のものと古いです。

メニューはエスプレッソ系、器具を選んで抽出するコーヒー、コーヒー以外と大まかに分けて3つ。

流行中のコールドブリューコーヒー(水出しコーヒー)やベトナム発の高品質チョコレート「MAROU」を使ったドリンクもあります。

器具の種類

■V60、Woodneck、Kone、Chemex、Kalita wave
レギュラー・・・80,000ドン(約400円)
ラージ・・・135,000ドン(約680円)

■フレンチプレス、エアロプレス、サイフォン
レギュラー・・・80,000ドン(約400円)
ラージ・・・135,000ドン(約680円)

※ミルク追加・・・10,000ドン(約50円)

The WORKSHOP

パスタやハンバーガー、サラダなどフードメニューも。スイーツもありますよ。

The WORKSHOP

(左から)フレンチプレス、エアロプレス、サイフォン

すっきりクリアな飲み心地を求めるならペーパーフィルター、豆から出る油分などコーヒーの個性を丸ごと楽しみたいならフレンチプレス、コーヒーができる過程を目で楽しみたいならサイフォンでの抽出がおすすめです。

The WORKSHOP

Caffè Latte 75,000ドン(約380円)
Pineapple Juice 50,000ドン(約250円)

本格的な器具で淹れてもらえるコーヒーも魅力的だったのですが、エスプレッソマシンで淹れるコーヒーが好きなのでカフェラテを注文。

The WORKSHOP

きめ細かなフォームが唇にふわっと♪コーヒーはもちろんおいしかったです!
エスプレッソドリンクで使用するコーヒー豆はダラット産のものだそう。

The WORKSHOP

別の日には、抽出器具を選んでブラックでコーヒーを楽しみました。

The WORKSHOP

窓からグランドホテルやドンコイ通りの人の往来がよく見えます。

ラテを飲んでいるときに大雨が降ってきたのですが、屋根をたたく雨音(トタン屋根にあたる雨音のよう)が店内に大きく響いて、BGMや話し声も聞こえないほどでした。そんな雨音も、ホーチミンらしくていいかもしれません。

値段はちょっと高めですが、おいしいコーヒーをじっくりと味わいたいときにおすすめのカフェです。

 

The WORKSHOP(ザ・ワークショップ)
https://www.facebook.com/the.workshop.coffee?fref=ts
住  所:27 Ngo Duc Ke , District1 , HCMC
T E L  :028-3824-6801
営業時間:8:00~20:00

スポンサードリンク

シェア!

ABOUTこの記事をかいた人

中国(上海・北京)7年、ベトナム(ホーチミン)3年弱の約10年間のアジア生活を経て、2016年より愛知県在住。近年日本で生活するベトナム人が増えている中で、少しでも多くの方にベトナムに興味を持っていただけたらな・・・。そんな思いで、(素人ですが)ベトナム料理のレシピ、日本で買えるベトナム食材、愛知県のベトナム料理店などの紹介をしています。