仏教徒が多いベトナムには、精進料理店が数多くあり、毎月、旧暦の1日と15日には精進料理を食べる習慣があります。
街中で“COM CHAY”の看板を見かけたら、それは精進料理店です。
“CHAY”はベトナム語で“素食”という意味になります。
中には月に2回のみ、ベジタリアン料理を提供するお店も。
カフェのようなベジタリアンレストラン
今回は、ホーチミン市在住のTさんおすすめのベジタリアンレストラン「Vegan Kitchen(ヴィーガン・キッチン)」のレポートです。
場所はビンタン(Binh Thanh)区のグエンフーカン(Nguyen Huu Canh)通り。
観光の中心となる1区から、超高層ビル「ランドマーク81」に向かう途中にあります。
入口ではミストが出ていて涼しげです。
1階。
店内奥の階段を上がり、2階席へ。
店内には至るところに緑があり、落ち着く雰囲気です。
こちらの席へ通されました。
満足度の高いベジタリアン料理
メニューは英語付きです。
メニューを見ると「Pork」「Beef」とありますが、実際に入っているわけではなく、名前だけのようです。
「PHO GA(鶏肉のフォー)」を注文したのですが、メニューに「GA」とあっても実際に鶏肉は入っていませんでいた。
【左】グァバジュース(OI EP) 35,000ドン(約175円)
【右】ブルーソーダ(DEEP BLUE SODA) 30,000ドン(約150円)
まずはドリンクで喉を潤します。
フルーツが豊富なベトナムではフレッシュジュースが安く飲めるのがいいですね。
揚げ春巻き(CHA GIO) 40,000ドン(約200円)
中に緑豆やきくらげ、人参の入った小ぶりの揚げ春巻き。
シソやサニーレタスで巻いて、ヌクチャム(ヌックマムベースの甘酸っぱいタレ)でいただきました。
※ヌックマム=ベトナムの魚醤
ヌックマムにもベジタリアン仕様のものがあるので、こちらで使われているものもそうだと思われます。
きのこのレモングラス蒸し(NAM HAP SA) 60,000ドン(約300円)
ライム、ライムリーフの千切り、塩コショウが添えられて出てきました。
土鍋を開けると、レモングラスの良い香りがふわ〜っとあたり一面に広がりました!
鍋の底にはレモングラスの茎をつぶしたものが入っていました。
他に鍋の中にはライムリーフ、生姜も入っていて、良い香りが付けられたきのこ(ヒラタケ?)をライム果汁を加えた塩コショウで食べると、絶品!今回注文した料理の中で一番おいしかったです。
フレンチフライ(KHOAI TAY CHIEN) 40,000ドン(約200円)
子ども用に注文したフレンチフライ。
注文時にスタッフが「子ども用ですか?」と聞いてくれたからか、ケチャップとマヨネーズが付いてきました。
※ベトナムで揚げ物を注文するとチリソースが付いてくることが多いです
鶏肉風味のフォー(PHO GA) 55,000ドン(約325円)
あっさりしたスープの、子どもでも食べやすいフォー。
鶏肉に見えるこちらは、豆腐からできているようでした!
野菜だけ?でスープを作っているとしたら、かなりさっぱりしているのかな?と思いましたがそうでもなく、どんな材料でダシをとっているのか気になりました。
トマトと厚揚げ入り蟹風味のブン(BUN RIEU CUA) 55,000ドン(約325円)
もともとの“ブンリュウクア”は、田蟹のすり身&蟹味噌、トマト、厚揚げ入りの汁麺。
麺はそうめんほどの細さの米麺“ブン”が使われています。
トマトの酸味をほんのりと効かせた蟹だしのスープ がとてもおいしく、特に女性に人気がある気がします。
ベジタリアン仕様のブンリュウクアの蟹味噌は、おそらくですが、黄身が使われていました。蟹の味はあまりしなかったかな・・・。
肉や魚がなくても、香りや味付けが工夫されていて、満足度が高かったです。
ドリンクの種類が30種類ほどあったので、カフェとして利用しても良さそうです。
中心部から少し離れていますが、ビンタン区方面に行くときの食事場所やカフェとして訪れたいお店でした。
こちらあわせてご覧ください。
お好きな野菜で☆ベジタリアン生春巻きを作ってみよう!
ドンコイ通りから徒歩圏内!お洒落なベジタリアンレストラン「…hum Vegetarian, Lounge & Restaurant」
Vegan Kitchen(ヴィーガン・キッチン)
住 所:23 Nguyen Huu Canh , Binh Thanh District , HCMC
T E L :028-3510-6698
営業時間:9:00~21:00