銀行や証券会社が並ぶウォール街・グエンコンチュー(Nguyen Cong Tru)通りを歩いていて、コーヒーが飲みたくなり立ち寄った「Cafe Hao(カフェ・ハオ)」。
通り沿いは小さなカフェが多いですが、ここは特にお客さんでにぎわっています。
Cafe Hao外観
店内はオープンエアの空間になっていて、カフェというより茶館のような雰囲気。
ロフト席もあります(写真はロフト席から1階席を臨んだところ)。また、喫煙OKです。
黒板メニュー(現在は値上がりしている可能性大!)
ベトナムコーヒーはブラックも練乳入りも同じ価格。
ブラックといっても、この国では砂糖入りが基本です。
砂糖なしがいいときは「khong duong(ホンドゥン)」と店員さんに伝えましょう。
一番下にあるモカは、バター(bo)を使って焙煎したもののようです。
メニューに「Robusta」「Arabica」とあったので、ここでちょっとコーヒー豆の品種について勉強をしたいと思います。
アラビカ種
総生産量:世界の70~80%
生育状況:熱帯高地でゆっくりと時間をかけて育つため手間がかかる。
生産国 :グアテマラやコロンビアなどの中南米、エチオピアやケニアなどのアフリカ
香り、味:上品で豊か。すっきりとした酸味がある。
飲み方 :ストレートコーヒーで飲むことが多い。
ロブスタ種
総生産量:世界の20~30%
生育状況:低地栽培が可能で病害虫に強く、生長が早く育てやすい。
生産国 :ベトナム、インドネシア、インド、アフリカ諸国
香り、味:酸味が少なく、強烈な苦みがある。
飲み方 :ブレンドやインスタントコーヒーなど大量生産用として飲まれる。
いつも飲んでいるコーヒーはきっとロブスタ種のほうだと思うので、味比べのためにアラビカ種を注文してみました。少し時間がかかるようで、「10分ぐらいかかるけど大丈夫ですか?」と店員さんに聞かれました。
注文が入ったあと、こちらの機械でまずコーヒー豆を挽き、
カップにアルミ製のフィルターをセット。
ゆっくりと、そして細く細く、お湯を注いでいきます。
ベトナムコーヒーは抽出に長い時間がかかるけれど、ゆっくりとした待ち時間がどことなく優雅で、この時間を味わうのも醍醐味といえると思います。
業務用のビッグなアルミ製フィルター
持ち帰り(Take away)で注文しました。
さて、楽しみに待っていたアラビカ種のコーヒーですが…
練乳を入れてしまったので、味の違いが全く分かりませんでした…
ベトナムコーヒーはとても濃いので、練乳なしだったとしても、わたしは味の違いが分からないかも…と思いました。
ドリップ式で抽出して、ストレートで飲んだら少し分かるかもしれません。
ベトナム産コーヒー豆は、全生産量の90%以上がロブスタ種だそう。
甘い練乳と強い苦みのロブスタ種のコーヒーが合わさってはじめて、あのベトナムコーヒーの濃厚なおいしさが完成するのですね。
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Cafe Hao(カフェ・ハオ)
住 所:148 Nguyen Cong Tru , District1 , HCMC
T E L :028-3914-3978
営業時間:9:00~21:00