~前編からのつづき~
「トンタットトゥン通りの路地裏に魚のフーティウがおいしい店がありましたよ」と読者の方から耳より情報をいただき、さっそく現地へと出向いたわたし。お店に入り、数あるメニューの中から魚のフーティウを選びおいしくいただいたものの、帰りに魚のフーティウ専門店が同じ並びにあることに気づく。今度は間違えずにオススメのほうのお店に行こう!と決めたのだが―――。
再び!トンタットトゥン通り

さて、やって来ました、トンタットトゥン通り×グエンチャイ通り。
先日、間違えて別のお店に入ってしまったので、今度こそは・・・!

よく見ると、教会前の路地の入口に看板が出ていました。
店名は「ANH MAI(アン・マイ)」というようです。

路地の入口右側にコムタムのチェーン店「Com Tam Thuan Kieu」、つきあたりに先日ご紹介した麺屋さん「BUI CHU」があるので、ここを右に曲がります。
到着!フーティウカーのお店

着きました、ここです!「やっとオススメのフーティウが食べられる~」と期待を膨らませて入店しようとすると、外で寸胴鍋を洗っていたおばちゃんが一言。
Hết rồi!(売り切れ!)
えー、ショック…!( °д°)
聞いてみると、午前11時で営業終了とのこと。
ということで、また出直すことにしたのでした・・・。
3度目の正直!?

約1週間後に再訪。今度は時間に注意して、10時ごろ行きました。
店内の約40席はほぼ満席で、外にもテーブルが出されていました。

店先では2人1組で忙しそうに麺を作っていましたよ。
わたしは中に通され、50代ぐらいのご夫婦と相席になりました。
やっとありつけた魚のフーティウ!

HU TIU CA(Kho) 35,000ドン(約175円)
汁なしのフーティウカーを注文。混んでいるため、
10分ぐらい待ってやっと料理が運ばれてきました。
ちなみに、45,000ドン(約225円)の大盛りサイズもあります。
※値上がりしているかもしれません

甘酸っぱい漬物のようなもの、フライドオニオン、もやし、ひき肉と小さなイカが少し。
醤油に見えるこげ茶色のソースはカラメルソースのようです。

こちらはスープ。雷魚の切り身がたっぷり入っています!
スープを一口すすってみると・・・
たしかにおいしい!
「BUI CHU」と同じく、あっさりしていて少し甘めです。
雷魚は淡白な味で、肉質はタラより固く弾力があります。
こちらのお店のフーティウカーは、ちょっと変わった食べ方で――。

「これをかけて食べてみて」と店員のおじさんが
ドン!とテーブルに置いたのがチリソース。
あたりを見回してみると、みなさん常連さんなのか、
麺にチリソースを直接たっぷりかけて食べている人の多いこと!
スープは麺にかけず、辛い麺の口直しとして飲んでいるようでした。
ベトナム人に習って、わたしもそのように食べたのですが、
和え麺を食べている感じで新感覚なおいしさでしたよ。
麺が辛いために、スープを飲むペースが早くなりました。
相席のご夫婦はすべて食べ終えた後、スープだけ追加注文していました。
どうやら“替えスープ(スープのお代わり)”の注文もできるようです。
ホーチミンに来たら、食べておきたいのが南部名物のフーティウ。中でも魚のフーティウは珍しいので、ちょっと変わった麺を食べてみたい方はぜひトライしてみてください。
ANH MAI(アンマイ)
住 所:22/26 Ton That Tung , District1 , HCMC
営業時間:6:00~11:00頃