読者の方より寄せられた“魚のフーティウ”がおいしいお店
「フエンシー教会向かいの路地にあるフーティウのお店。
そこの付け合せの魚のスープがとてもおいしかったですよ」
と、ホーチミンに旅行で来られた方より耳より情報をいただき、やって来たのはベンタイン市場より西側にあるトンタットトゥン(Ton That Tung)通り。
バックパッカー街(デタム通り周辺)から歩いて行ける距離です。
フーティウ(Hu Tieu、Hu Tiu)は南部名物の麺料理で、
ベトナムの麺にしては珍しく、コシがあるのが特徴です。
具は海老や豚肉がのったものが多いのですが、魚のフーティウは珍しい!
どんな味なのかなぁ?と、とっても楽しみにして行ってきましたよ。
トンタットトゥン通りとグエンチャイ(Nguyen Trai)通りと交わるあたりに、大きな教会(フエンシー教会)がありました。右側の黄色の壁の内側に教会があります。
フエンシー教会
えっと、ここの向かいにあるという路地は・・・ここですね!中へ入っていきましょう~
路地の突きあたりにある「BUI CHU」
路地に入ると、すぐに「BUI CHU(ブイチュー)」というお店が目につきました。
看板にはHu Tieu Mi(南部名物の米麺と中華麺)とあります。
メニューの文字が一部はがれてしまっていますが、
CA(カー、魚の意味)と書かれているので、おそらくココでしょう!
店内のメニューには、魚だけでなく、色々な具が書いてありました。
これらの具が一度に楽しめるTHAP CAM(ミックス)もあるようです。
- TOM(海老)
- XI QUACH(ゲンコツ)
- TIM(ハツ)
- GAN(肝臓)
- HOANH THANH(ワンタン)
- XA XIU(チャーシュー)
魚のフーティウも、一般的なフーティウと同じように汁あり(Nuoc、ヌォック)と汁なし(Kho、コー)が選べたので、わたしは汁なしを注文しました。
またフーティウだけでなく、ミー(中華麺)と半々ずつにしてもらうこともできるので、せっかくならどちらも楽しみたい!という方は「フーティウミーカー」と伝えてください。
すると、スタッフが麺を台に数回打ち付けて、余分な粉を払い落としてから鍋へ。
ゆであがった麺にもう一人の若いスタッフが手際よくトッピングを盛り付けて完成です。
さて、魚のフーティウのお味は?
汁なしを注文すると、麺とスープが別々で出てきます。口直しにスープだけ飲んでもよし、少しずつ麺にかけてほぐしながら食べてもよし、食べ方は自由です。
HU TIEU MI CA(Kho) 30,000ドン(約150円)
米麺と中華麺のW麺、どちらも楽しめてお得な気分になります♪
トッピングは甘酸っぱい漬物のようなものとレタスだけ。シンプルだなぁと思っていたら、麺の底にニラ、モヤシ、豚の脂をカリカリに揚げたものが入っていました。
下から上へとよくかき混ぜてからいただきまーす。
白身魚のスープは、あっさりしていて、南部らしく甘めの味。
「この魚は何ですか?」と聞くと、「雷魚ですよ」とスタッフ。
レモングラスや生姜などの香味野菜が入っているわけではないのに、雷魚の臭みを全然感じませんでした。新鮮な雷魚を使っているか、または上手に臭みをとっているのでしょうね。
ここのフーティウは、春雨のようなもっちりした食感でしたよ。
会計後、「おいしかったです、ごちそうさまでした」と店を出て、
ふと何気なく左へ顔をやると、そこにあったのは・・・
Σ(・ω・ノ)ノ!
魚のフーティウ(HU TIU CA)の専門店!
どうやら読者さんのオススメのお店はこちらだったようです!
(「BUI CHU」もおいしかったのですが、ちょっと残念な気持ちに・・・)
ということで、日を改めてまた食べに来ることにしたのでした。
~後編へつづく~
BUI CHU(ブイチュー)
住 所:28A Ton That Tung , District1 , HCMC
T E L :08-3925-4154