北部の麺料理、田ウナギ春雨“ミエンルオン(mien luon)”。
☆ベトナム語メモ
mien=春雨
luon=田ウナギ
日本ではなじみの薄い食材、田ウナギ。
外見・サイズ的には鰻とドジョウの間で、大きいものは70~80cmにもなるんだとか。
東南アジアから中国・台湾・朝鮮など東アジアにかけて分布し、沼や水田などの温かい淡水に生息しているそうです。
ホーチミン市のベンタイン市場近くの路地裏に、ミエンルオンの専門店があります。
お店の名前は「MIEN LUON THANH THAO(ミエンルオン・タンタオ)」。
176 Ly Tu Trongのヘム(路地)の入口に看板が出ています。
まっすぐ進み、つきあたりを左へ曲がると、左手にお店があります。
外観
ミエンルオンの他に、お粥やフォーもあるようです。
店先の調理場
ラーメンよりつけ麺や油そばが好きなので、
スープなし(mien luon kho)を注文しました。
すると、「揚げのほうでいいわよね?」と店員のおばちゃん。
田ウナギは揚げたものとゆでたものから選べるようで、
メニューにはgion(=油で揚げた)、mem(=やわらかい)と書かれていました。
卓上の調味料
料理を待っている間に、卓上の調味料をチェック。
塩コショウ、ベトナム醤油、ヌックマム、チリソース、ラー油、チリ…とここまでは分かりますが、砂糖が置いてあるのにはびっくり!甘い味付けを好む南部人のためでしょうか。
そんなことを考えているうちに、料理がやって来ましたよ。
が!
出てきたのは、田ウナギの春雨炒め(mien luon xao)!
南部の名物麺フーティウはスープあり(hu tieu nuoc)とスープなし(hu tieu kho)から選べるので、ミエンルオンもそうだと思って注文したけれど、想像と違ったものが出てきました。
MIEN LUON XAO 65,000ドン(約325円)
でも、これはこれでおいしい!
田ウナギのから揚げは泥臭さを全く感じず、田ウナギ自体の食感が分からないほどカリカリに揚げられていました。シャキシャキのもやしの食感がいい感じ!
醤油ベースの味付けで、黒コショウが効いていました。
お店を出るときにあたりを見回してみると、
店内にいるお客さんは全員スープ春雨を食べていました。
ちなみに、田ウナギはから揚げを選んでいる人がほとんどでした。
から揚げのコクが加わったスープ春雨はとってもおいしそうですね!
MIEN LUON THANH THAO(ミエンルオン・タンタオ)
住 所:176/13 Ly Tu Trong , District1 , HCMC
T E L :028-3822-9179
営業時間:6:00~13:00