目指すは“Nam Ky Khoi Nghia通り288番地”
以前、情報誌で「高級車に乗って食べに来るお客さんがいるフォー専門店」といった記事を読んで、一度行ってみたいと思っていた「PHO DAU(フォー・ヤウ)」。
3区のNam Ky Khoi Nghia通り288番地の路地裏に、そのお店はありました。
細い路地を入っていくと、想像していたよりも広い空間が広がっていて、そこは駐輪場となっていました。
わたしが訪れたときは高級車は停まっていなかったようです。
お店はさらにその奥、路地のつきあたりにあります。
店舗手前の通り沿いにはテーブルがずらりと並んでいました。
朝食にと8:00頃に訪れたのですが、ざっと見渡してみて、100人ぐらいのお客さんがいたのではないかと思います。
出勤前だと思われる方、家族連れの方など客層はさまざま。
スタッフが5〜6名、キッチンと客席を行ったり来たりして忙しそうに動いていました。
午前のみの営業にもかかわらず、路地の入口からは想像がつかないほどにぎわっていました。
店舗の入口。入口の右手にも細い路地が延びていて、わたしはそちらのテーブル席へと案内されました。
着席
日陰で少し涼しく感じる席へ座ると、5歳ぐらいの女の子&ママと相席に。
上空にはブーゲンビリアの花びらがひらひらと舞っていて、ゆっくりと地上に落ちていく姿が儚げ・・・。
相席になった親子は朝食を食べによくここに来ているそうで「いつもこんな(にぎやかな)雰囲気よ」と教えてくれました。
注文を取りに来たおじさんは日本語が少し話せる方で、こちらが日本人だと分かると「ニホンゴ ムズカシイネー」などいろいろと話しかけてくれました。
卓上にあったレトロなポット。
卓上調味料はライム、唐辛子、チリソース2種(大きいボトルのものが特に辛い)、砂糖、胡椒、酢、ヌックマム(日本の醤油ビンに入っていました!)が置かれていました。
北部風のフォー
牛肉のフォー 80,000ドン(約400円)
運ばれてきたフォーは牛肉、パクチー、ねぎのみが乗ったシンプルなもの。
付け合わせは玉ねぎのスライスのみで、ハーブ類はありません。
どうやら北部風のフォーのようです。
オーナーが、フォー発祥の地といわれるナムディン省のご出身だそう。
スープは甘くなく、まろやかで旨味がつまっていました。
麺や牛肉に対しては特に何も感じず、とにかくスープが命!といった印象を受けました。
卓上の砂糖は、甘い味を好む南部の方向けに置かれているようです。
お好みで玉ねぎやライムなどを添えて。
途中でお店のおじさんが「オイシイ?」と聞きに来ました。
少し割高ですが、スープがおいしいフォーなので、近くに寄られることがあれば試してみてもいいかもしれませんね。
ベトナム人にまじって、にぎやかな朝食を楽しめると思います。
PHO DAU(フォー・ヤウ)
住 所:Hem 288 Nam Ky Khoi Nghia , District3 , HCMC
T E L :028-3846-5866
営業時間:6:00~12:00