2種類ある“マンカウ”
ヨーグルトのような甘酸っぱい味のシントー・マンカウ。
(“マンカウ”という果物を使ったベトナム風フルーツスムージー)
マンカウはシントーでしか試したことがなかったのですが、スーパーの果物売場でフルーツそのものを見たとき、2種類のマンカウがあることに気づき、両方買ってみることに。
※南部では「Mãng cầu(マンカウ)」といいますが、北部では「Na(ナー)」と呼ばれています
マンカウシエム(Mãng cầu xiêm)

越:Mãng cầu xiêm、Mãng cầu gai
英:Soursop
日:トゲバンレイシ
シントーに使われるのは、このマンカウ。
大きさは30センチ近くあるでしょうか、とても大きいです!
わたしが買ったものは重さが1.3kgあり、68,000ドン(約340円)でした。
値札シールには「Mãng cầu gai」と書いてあったので、ベトナム語の先生に「gaiはどういう意味ですか?」と聞いてみたら、「“トゲ”という意味ですよ」とのこと。
ちなみに、「xiêm」は昔のタイを指す言葉だそうです。
タイから伝わったフルーツなのでしょうか?

断面はこんな感じ。
白い果肉の中に黒い種がたくさん入っています。
買ったときはすでに食べ頃で、柔らかかったです。
甘酸っぱい味で、食感はねっとりクリーミー。
まるでヨーグルトを食べているみたいでした。
マンカウター(Mãng cầu ta)

越:Mãng cầu ta
英:Sugar apple、Custard apple
日:バンレイシ、釈迦頭
形は違いますが、これもマンカウ。
スーパーや果物屋さんで見かけるのは、こちらのマンカウが多いと思います。
「ta」は、ベトナム語で“私たち”という意味。
タイから伝わってきた(?)「Mãng cầu xiêm」と区別して、“私たちの(ベトナムの)マンカウ”という名前が付けられているのですね!

断面。
まだ熟していないうちに食べてしまったので、とても固かったです・・・。
熟れるとマンカウシエムのように柔らかく、甘酸っぱい味になるのでしょうか。
おまけ

シントー屋台のアートにも、よく見るとマンカウシエムが描かれていますよ★
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