牛肉フォーに特化したフォー専門店
小牧市に今年6月22日にオープンしたフォー専門店「PHO SEVEN（フォーセブン）」さんへ行ってきました。
ベトナム料理店がとても多い愛知県ですが、わたしの記憶では、フォーの専門店は愛知県で初になるのではないか・・・と思います。
期待に胸を膨らませて行ってきましたよ！
お店は、「タウン小牧ビル」という複数の店舗が集まる建物の2階にありました。
共同駐車場が広めで、車が停めやすいと感じました。
道路沿いには、ベトナム国旗とお店のシンボルカラーである緑色ののぼりがはためいていました。
のぼりには「お持ち帰りできます。」とあり。
テイクアウトもできるようですね。
お店を正面に見て、ビルの左側もしくは右側に階段がありますので、そちらを上がっていきます。
左：左側にある階段 右：右側にある階段
入口です。
緑×黒の色合いが目立つので、すぐに分かると思います。
店内の様子
店内に足を踏み入れると、お若いベトナムの方2人が「いらっしゃいませ！^^」と笑顔で元気よく迎えてくれました。
広々とした店内には、カウンター席とテーブル席が。
カフェのようにきれいで、開放感を感じるゆったりとした雰囲気で、女性1人でも入りやすいと感じました。
壁には、牛のイラストとともに、牛肉の部位の説明書きがありましたよ。
牛肉フォーの専門店のこだわりを感じました！！
こちら、明るく元気で気さくな若き店長・フォンさん。
来日して7年半になるそうで、日本語が堪能でいらっしゃいます。
日本語学校で2年半、その後大学で4年間学ばれた後、「PHO SEVEN」をオープン。
異国でビジネスを展開するのはとても難しいことだと思うのですが、そこにチャレンジをするフォンさんを「本当にすごいなぁ」と思いました。
ユニフォームである緑色のポロシャツに書かれた「感謝」の2文字が印象的でしたが、フォー専門店を愛知県に作っていただき、こちらこそ「感謝」です。
「フォーを食べたことがありますか？」と話しかけてくれたフォンさん。
お話しているうちに、ふと疑問に思ったことを聞いてみました。
「“フォーセブン”の”セブン”はどういう意味ですか？」
「その理由は・・・こちらを見てください」
フォンさんは、壁にある貼り紙をさして教えてくれました。
しばらく、それを黙読するわたし。
ふむふむ、なるほど・・・！
“一週間に毎日（7日）おいしいフォーを提供したい”
という想いから、「フォーセブン」と名付けられたのですね！
「わたしは、フォーが外食の選択肢のひとつに加わるぐらい広まることを願っています」
と語ってくれたのがとても印象的でした。
わたしも、”フォーがうどんやラーメンと並ぶぐらいの地位になればいいな”と思い、細々と活動しているので、フォンさんの考えを支持します！！
フォー1杯にかけるお店のこだわりを感じますね！
メニューを見てみましょう♪
以前は鶏肉のフォーもやっていたみたいですが、現在は牛肉のフォーのみ。
牛肉は部位を選ぶことができます。
また、2種類楽しみたい場合は、組み合わせることも可能です。
- レア牛肉
- 牛外バラ
- 牛ブリスケ（三角バラの下側にあたる胸の筋肉）
- 牛千本筋（牛1頭から500g～1㎏しかとれない希少部位）
- フランス風牛スジ煮込み（bò sốt vang、ビーフシチューのような料理）
- 牛リブフィンガー（あばら骨の骨と骨の間に付いているお肉）
- アキレス牛肉
- 牛タン
メニューによると、人気No.1は「牛外バラフォー」、No.2は「フランス風牛スジ煮込みフォー」、No.3は「牛ブリスケフォー」ということですので、何にしようか迷ったときは、こちらから選んでみてはいかがでしょうか。
メニューに牛肉の部位の説明書きがあるので、こちらに目を通してから決めてもいいですね。
わたしが気になったのは“牛千本筋フォー”です。
千本筋、って初めて聞いたのですが、牛一頭から500g～1kgしかとれない希少な部位なんだそうです。
スジというと固そうに思えますが、千本筋は柔らかいとのこと。
和牛の千本筋を見せていただきました。
他のメニューと比べて、1杯1250円と高級ですが、せっかくの機会なので牛千本筋フォーを食べてみることに。
こちらのお店の面白いところは、フォーを自分好みにカスタマイズできること！
- フォーの種類
乾麺／生麺（＋50円） - 野菜のトッピング
青ネギ あり／なし
パクチー あり／なし
パクチーファラン あり／なし - 油の量
多め／普通／少なめ
まるで二郎系ラーメンみたいですね！
ちなみに、パクチーファランはノコギリコリアンダーのことで、これです↓（下記画像の赤丸のハーブ）
他に、プラス料金で
- ネギ
- パクチー
- 肉
をマシマシにすることができます。
卵を入れて、食べ応え＆栄養価アップを狙うのもいいですね！
■牛千本筋フォー 計1300円
・生麺（＋50円）
・青ネギあり
・パクチー、パクチーファランなし
・油の量 普通
■＋ハッピーセット 590円
・バインミー（ハム、パテ）
フォーはお店で食べて、バインミーはテイクアウトでお願いしました。
そして、こちらのお店。フォー専門店ですが、バインミーやご飯もの・春巻き（生・揚げ）もあり。
生春巻きの具は、は海老・生ハム・牛肉・サーモンと4種類もありました。
さらに、キッズセット（ミニ鶏肉フォー＋ジュース）と、フォーにプラスαで付けられる”ハッピーセット”があるのもうれしいですね。
実食☆
やって来た牛千本筋フォー。
牛千本筋を食べてみると・・・ぶりぶり、ジューシーな食感！
弾力があり、歯ごたえが感じられるのですが、柔らかいので簡単に嚙み切ることができます。
麺はつるつる、もちもち！！
牛骨を14～16時間煮込んで作るというスープは北部風で、甘みのないタイプ。
優しい味なのですが、旨味が詰まっており、うまく言えないのですが丁寧に作られている感じがします。
そして、フォーの醍醐味（！？）である味変も楽しみましょう！
ニンニク酢もチリソースもお店の手づくり！
チリソースは生唐辛子にいろいろな調味料を混ぜてじっくり熟させているそうです。
フォンさんは「ニンニク酢とチリソースを販売したいのですが、賞味期限の問題があって・・・・」とおっしゃっていました。
わたしは、フォンさんのおすすめ通り「ニンニク酢を3～4杯、チリソースを1杯」入れてみました。
こちらのチリソース、最初に刺激的な辛味を感じるのですが、後から旨味がやってきます。
かな～り辛いので、最初はごく少量で試したほうが良さそうです。
たっぷりのニンニク酢とチリソースを入れたフォースープ。
味がキリリと引き締まり、自分好みの味になりました。
おいしくて、スープを全部飲み干しました！！
テイクアウトしてきたバインミー
さて、ハッピーセットのバインミーは家に持ち帰ってトースターで温め直してから食べました（油断してパンを少し焦がしてしまいました・・・ごめんなさい）。
温められたバゲットは表面パリッパリ。
中にはチャークエ（シナモン風味のハム）、太めのなます、きゅうり、そしてたっぷりのパテが入っていて、こちらもとてもおいしかったです！
最後に、割引クーポンをいただきました。
1回の利用につき1人100円引きで、7回分（700円分）使えます。
17時以降だと、150円引きになるそうです。
お近くに来られた際は、自分好みのフォーを食べにぜひ「PHO SEVEN」さんを訪れてみてください^^
PHO SEVEN（フォーセブン）
https://www.instagram.com/pho.seven_komaki
住 所：愛知県小牧市小牧5丁目703 タウン小牧ビル 203
T E L ：070-1628-8668
営業時間：月-金 11:00～15:00 17:00～22:00、土日 11:00～22:00 ※不定休
▼その他、小牧市にあるベトナムのお店はこちら
グッチ
