ヌクチャム(ヌックマムを使ったベトナムの万能ダレ)づくりに欠かせないにんにく。
ベトナムでにんにくの名産地といえば、リーソン島(Đảo Lý Sơn)の名前が挙がります。
リーソン島産のにんにくはトーイ・リーソン(Tỏi Lý Sơn)と呼ばれ、味も香りも濃いと評判!手元にいい写真がないので、にんにくの画像はこちらでご確認ください。
リーソン島の位置
リーソン島は、ベトナム中部・クアンガイ(Quảng Ngãi)省にある島。
クアンガイ省は、近年リゾート地として注目を集めているダナン(Đà Nẵng)の南東約150kmの場所にあります。リーソン島は岸から約30km離れた海に浮かぶ島で、陸側のサーキー港(Cảng Sa Kỳ)から高速船で東へ1時間ほど行くと着きます。
リーソン島の総面積は約10k㎡。人口2万人の小さな島です。
なんと島の面積の3分の1がにんにく(と玉ねぎ)畑になっているのだとか!
ダラット産、中国産との違いは?
これは、ある日ベトナム語の先生が持って来てくれた3種類のにんにくです。
写真の撮り方が下手で、一番目立たせたいはずのリーソン島のものが一番見にくくなっているという残念な写真となってしまいました・・・(すみません!!)
にんにくの大きさは中国産 > ダラット産 > リーソン島産。
ダラットはベトナム中南部にある高原地帯で、イチゴやアーティチョーク、ワイン、野菜がおいしいことで知られるところです。ダラット産のにんにくは少し紫がかっています。
リーソン島産のにんにくはホーチミンのスーパーでも売られています。ブドウの房のように束状で売られていたり、網にたくさん入った状態で売られていたり。「こんなにたくさん使えないよ~・・・少量で売ってくれたらいいのにな」と在住時は思っていました。
それほどベトナム人はにんにくを料理によく使うということですよね!
それに、にんにくは日持ちしますしね。
小粒なので皮をむくのが大変ですが(主婦泣かせだ~)、味はとてもおいしいです。