歩行者天国・グエンフエ通りにあるアオザイ展示場
ベトナムといえば、伝統衣装のアオザイを思い浮かべる方が少なくないはず。
アオザイは、ホーチミンなどベトナム南部では“アオヤイ”と発音します。
ベトナム語でアオ(áo)=上衣、ザイ(dài)=長いという意味です。
本日はグエンフエ通りにある「AO DAI EXIHIBITION(アオザイ展示場)」を紹介します。
歩行者天国になっているグエンフエ通りは人民委員会庁舎とサイゴン川を結ぶ大通りで、ホーチミンの目抜き通り・ドンコイ通りの1本隣にあります。
人民委員会庁舎の前にはホーチミン像があり、日中はホーチミン像を背景に記念撮影をする旅行者たちの姿が見られ、夕方からは若者を中心に多くの人が集まり、物を売る人やバルーンアートをする人も現れて、にぎやかな雰囲気になります!
「AO DAI EXIHIBITION」はベトナムを代表するアオザイのデザイナー、Si Hoang(シー・ホアン)氏が2016年3月にオープンした展示場です。
アオザイ展示場のある場所は以前ヘム(路地)になっていて、路地のつきあたりにミークアン(ベトナム中部名物の麺料理)がおいしいお店がありました。写真は2014年の様子です。現在の写真を見ると、左右のお店も変わっていますね。街の変化の速さに驚きを隠せません・・・!
入口に展示された年代物のミシンのディスプレイ。
入場料は10万ドン(約500円)です。
左側が入口、右側が出口になっています。
歴代の美しいアオザイ
館内はフラッシュをたかなければ撮影OK。
中には約100点のアオザイが展示されています。
古いものから現代のものまで、デザインの移り変わりを見ることができます。
左:17世紀のアオザイ
中:フランス統治時代のアオザイ
右:アメリカの影響を受けた“THE HIPPY AODAI”
各アオザイの前にはベトナム語と英語の説明書きがあります。
スタッフが付き添ってくれ、各アオザイについて簡単に説明してくれました。
こんな洋服のようなデザインも。
レースを施したもの、洋服のようなもの、ビビッドな配色のものなど、本当にさまざまなデザインのアオザイがあり、アオザイの歴史を感じることができました。
こちらの高貴なデザインのアオザイは、グエン朝の最後の皇帝、バオ・ダイ帝が着ていたアオザイを復元したもの。約500万円かけて製作したものだそう!
アオザイショーは5区で開催
3階の劇場では、以前アオザイショー(シー・ホアンショー)が週に4回(水・木・土・日曜の20:30~22:00)開催されていましたが、現在は場所がチョロン(中華街)のthe garden mall内にある劇場「THEATRE de CHOLON」に変わったようです。
チョロンへは1区中心部から西へタクシーで20分ほどで行けますよ。
アオザイを着たバービー人形
館内ではさまざまなアオザイを着たバービー人形を販売していました。
価格は80万ドン(約4,000円)または150万ドン(約7,500円)でした。
お土産にするには高級すぎますが、レアなバービー人形には違いありませんね。
もう少し手頃な値段の人形(10、15、20、25万ドン=約500~1,250円)とキーホルダー(3万ドン=約150円)も売っていました。
わたしが訪れたときは他にお土産の種類がなかったので、もし購入するとしたらキーホルダーが手軽かなと思いました。
1階にはベトナム料理のフードコートがありますので、こちらで食事をとることもできます。アオザイ展示場と歩行者天国のグエンフエ通りをぜひセットで楽しんでください。
こちらもあわせてご覧ください。
【アオザイ★コレクション】テト(旧正月)に見かけたアオザイ姿の女性たち
【ホイアン】オーダーメイドが盛んな町でアオザイ風ブラウスを作ってみた。
AO DAI EXIHIBITION(アオザイ展示場)
https://www.facebook.com/trienlamaodai/
住 所:2F , 77 Nguyen Hue , District1 , HCMC
T E L :028-6683-2740
営業時間:9:00~18:00
入 場 料 :10万ドン
アオザイショー@THEATRE de CHOLON
https://www.facebook.com/TheatreDeChoLon/
住 所:the garden mall , 190 Hong Bang , District5 , HCMC
T E L :028-3914-4144、0901-475-119
上演時間:20:00~22:00
チケット:30~40万ドン(学生は20万ドン)