千種区役所の裏手にあるベトナム料理店
ベトナム南部の名物料理“コムタム”を食べに、千種区池下の「HUONG VIET(フォンヴィエット)」を訪れました。
ベトナム南部の庶民料理で、砕き米を炊いたものに色々なおかずをのせたワンプレートごはんのこと。定番のおかずは、甘辛いタレに漬け込んで炭火で焼いた豚肉「スーン」、卵とひき肉の蒸し物「チャー」、豚皮の千切り「ビー」の3つ。
結論から言うと、残念ながらコムタムはメニューからなくなっていたので、フォーボー(牛肉のフォー)とベトナム風チャーハンを食べてきました。
ベトナム食材があったり、カラオケがあったり、スタッフがフレンドリーだったりと、アットホームな雰囲気のお店でした。
お店は地下鉄東山線「池下駅」から徒歩2〜3分ほどの場所。
千種区役所の裏手にあり、同じ通りにはインド・ネパール料理店やイタリア料理店があり、ここの一角は多国籍な雰囲気を醸し出していました。
お店の前にはベトナム国旗が出ているので、すぐに分かると思います。
こちらのビルの1F、少し下がったところに入口があります。
お店の前に出ていた看板
店内
広々とした店内にはテーブル席が5席。25人ほど座れます。
奥にはカラオケがあり、前部分がBOX席のようになっていました。
スタッフに伺うと、無料でベトナムの曲を歌えるとのことです。
緑色が多く、なんだか落ち着きます。
右手奥にはミニステージがあり、ここで立って歌うこともできそうです。
ベトナムドン表記のあるメニュー
日本語表記はありますが、ベトナム語の読みをカタカナで表したものであるのと、料理の内容を見るとベトナム人向けのお店のようです。
ドン(ベトナムの通貨単位。1万VND=約50円)表記もあるのが興味深かったです。
料理の種類はそれほど多くないですが、チェーが6種類あったのが印象的でした。
スタッフのタオ(Thao)さんのオススメは、ザクロの実に見立てたクワイのゼリーとココナッツのチェー。
ランチメニューはありませんので単品で注文します。
チャーハンがお茶付きで350円、というのはチャーハンがミニサイズなのかな?と気になり、食べてみることに。
そして牛肉のフォーを注文しました。
別メニュー。
メニューの一番上にある「Thit cho」は、犬肉。
日本人からすれば驚くかもしれませんが、ベトナム北部では犬肉を食べる文化があります(特に男性が食べているイメージがあります)。
聞いてみると、オーナーはハノイのご出身で、スタッフ2人も北部のご出身だそうです。
南部のホーチミン市にも犬肉を食べられるお店はありますが、わたしは食べたことがありません。
また犬肉を売っている店が集まる通りがあると、料理教室の先生に教えてもらいました。
他に、メニューにはないけれど、チーズフライ(Pho mai chien)・イカフライ(Muc chien)・チャーコム(Cha com)もあると教えてくれました。
チャーコムは、緑色をしたもち米と豚肉から作られたさつま揚げで、むっちりした食感がおいしく、これも北部らしい料理だと思います。
チャーコム(イメージ)
ベトナム食材コーナー
さて、料理を待っている間に、ベトナム食材が置かれている棚をチェック♪
ベトナム食材が2段の棚に分かれて置かれていました。
左上の写真の「Aji-ngon」という粉末ダシの素は便利で使えます。
わたしは揚げ春巻きを作るときに(あれば)タネに入れています。
☆参考記事
【レシピ付】ベトナムの揚げ春巻き“チャーゾー”を作ろう♪~下準備編~
【レシピ付】ベトナムの揚げ春巻き“チャーゾー”を作ろう♪~巻く&揚げる編~
ベトナムの激ウマ調味料、サテトム(エビ風味のラー油)もありましたよ。
価格は1本250円。「Trung Thanh」というメーカーのものは初めて見ました。
☆参考記事
ベトナムの激旨調味料!エビ風味のラー油“SATE TOM(サテトム)”【日本で買えるお店一覧付】
エビ風味のラー油“SATE TOM(サテトム)”の使い方15選【レシピ付】
実食!
まず、牛肉のフォーが運ばれてきました。どんぶりが中華風ですね。
具は牛肉、ネギのみ(パクチーは抜きでお願いしました)。
牛肉は分厚く、噛みごたえがありました。
スープは熱々!
味は甘くなく、シンプルな具の北部風のフォーでした(南部風のフォーは甘く、香草や生野菜が付いてきます)。
卓上の辛味調味料・サテが、少量でもとても辛かったです。
ベトナム風チャーハンを運ぶスタッフのタイン(Thanh)さん。
ミニサイズかと思ったら、普通サイズだったので驚きました! ※比較のために横にボールペンを置いてみました
男性には少し足りないかもしれませんが、女性にはちょうどいい量だと思います。
メニューには「お茶付き」とありましたが、実際はフォーのスープが付いてきました。
チャーハンの具はミックスベジタブル・玉子・ネギで、やさしい味付けでした。
この黄色はアナトー色素(Hat dieu mau)で付けているとのことです。
食後にオススメのチェーを食べるつもりだったのですが、いくらデザートが別腹でも、2人分の料理を食べたのでお腹がいっぱいで食べられませんでした。。。
代わりにベトナムコーヒーをホットで注文。
練乳を入れるかどうか最初に聞かれます。
コーヒーは、日本向けに販売している(?)「ジャコウ猫コーヒー」と書かれたベトナム産のドリップコーヒーを使用していました。
ベトナムコーヒーを飲んでいる間、カラオケで北部の曲を聴かせてもらい、楽しい時間を過ごしました。
Bèo Dạt Mây Trôi
ベトナム北部・バクニン省(Tỉnh Bắc Ninh)の曲を流してくれた🇻🇳
聴きとれないけどいい曲😊 pic.twitter.com/R1AWSvFU1F
— グッチ🇻🇳 (@gucci_vietnam) 2019年6月29日
ついつい長居してしまうアットホームな雰囲気のお店でした。
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HUONG VIET(フォンヴィエット)
住 所:愛知県名古屋市千種区春岡1-6-14
T E L :080-4359-6851
営業時間:月-土9:00~21:00、土日10:00〜21:00