~下準備編のつづき~
4. ライスペーパーで具を包む

ライスペーパー(bánh tráng)は22cmのもの(正方形)と18cmのもの(円形)を用意しましたが、今回は22cmのほうを使いました。
サイゴン風の小ぶりの揚げ春巻きを作りたいときは、小さいライスペーパーを使いましょう。
▼22cmのライスペーパー
▼15.5cmのライスペーパー
北部(ハノイなど)
中華春巻きぐらいの大きさ。あらかじめ食べやすくカットされている。
中部(フエなど)
親指大の小さめサイズ。網の目状のライスペーパーを使った見た目に美しいものもある。
南部(ホーチミンなど)
親指大の小さめサイズ。

ライスペーパーを水にさっとくぐらせて戻します。
まな板にライスペーパーを置き、手で少しずつ水を塗るようにすると、失敗が少ないそう。

水をつけすぎると、柔らかくなってすぐに破れてしまうので注意!

ライスペーパーが柔らかくなったら、具を手前に置き、上の図のように順番に包んでいきます。
最後は巻き終わりを下にして、皮を密着させます。
今回は、ハノイ風の中華春巻きぐらいの大きさのものが12本できました!
5. 油で揚げる

フライパンに油を1cmぐらいの高さまで入れて熱し、キツネ色になるまでじっくり時間をかけて揚げます(時間にして8分位)。
油に入れてしばらくは動かさないようにし、色付き始めたら菜箸で返すようにします。

油をきってできあがり!
6. 野菜やハーブを添える

米麺ブン、野菜、お好きなハーブを添えて完成です。
熱いうちにタレ(市販のスイートチリソースでもおいしい!)をつけていただきましょう♪
感想
揚げたてアツアツの揚げ春巻きは、とてもおいしかったです!!
今まで揚げ春巻きを何度食べても、芋類が入っていることに気づかなかったのですが、今回作ってみて芋類がいい仕事をしていると思いました。
加熱されてねっと りと柔らかくなったタロイモが具をうまくまとめている思います。日本で作るときは、里芋で代用できます。
具材をアレンジして楽しもう♪
後日、小さなライスペーパーでも作ってみました。
大きなライスペーパーしかない場合は、半分または4等分にしてから使うと良さそうです。

タロイモの代わりにじゃがいもを使い、エビを加えてみたのですが、じゃがいもでも美味しくできました!
エビは小さく切ってタネに混ぜましたが、ライスペーパーで包む際に一尾をそのまま入れても良さそうですね。

小ぶりの揚げ春巻き(サイゴンスタイル)だと、レタスにそのまま包んで食べることができますよ。
[…] ~巻く&揚げる編につづく~ […]