ベトナムにはレモングラスを使ったおいしい料理がたくさんあります。
参考記事:ベトナム料理に欠かせない食材、レモングラス(sả)
しかし、生のレモングラスは日本で入手しにくい食材のひとつ。。。
タイ食材専門のオンラインショップなどで販売されていますが、一般的なスーパーに置いてあることは稀です。
ある日、ベトナム人の友人が「〇〇にあるスーパーに、時々レモングラスが置いてあるよ!」と教えてくれました。
自宅より少し遠いスーパーで、まだ行けていないのですが、友人がそこで買ったレモングラスをお裾分けしてくれたので、鶏肉のレモングラス炒め(Gà xào sả ớt)を作ることに!
☆ベトナム語メモ
gà(ガー)=鶏
xào(サオ)=炒める
sả(サー)=レモングラス
ớt(オッ)=唐辛子
レシピを紹介しますので、生のレモングラスを手に入れたらぜひ作ってみてください。
材料 1~2人分
材料
- 鶏肉(胸肉でも、もも肉でも) 300g
- 生のレモングラス(茎部分) 4本(50gぐらい)
- にんにく 1片
- 唐辛子 1本(小ぶりのものなら2本)
- ヌックマム(ナンプラー) 小さじ1/2
- 砂糖 小さじ1/2
- カレーパウダー 小さじ1/2
- オイスターソース 小さじ1
- 油 大さじ1.5(0.5分はマリネ用に使います)
- 水 適量
▼この日使ったヌックマム
1.材料を切る
鶏肉は3cm角に、レモングラスはみじん切りに(写真のみじん切りは粗いですが・・・レモングラスも食べちゃうのでOK!)、にんにくと唐辛子もみじん切りにします。
レモングラスは、みじん切りにする前に包丁の背またはすりこ木で根の部分をたたいて繊維をつぶすと、より香りが出ます。
2.鶏肉をマリネする
ボウルに鶏肉、レモングラス、にんにく、唐辛子、ヌックマム、砂糖、カレーパウダー、オイスターソース、サラダ油(大さじ0.5)を入れて、よく混ぜ合わせます。
この状態で5分ほど時間を置きましょう~
ベトナムでは、料理に赤い色をつけるためにアナトーオイルを使うことがあります。鶏肉のレモングラス炒めにも使いますが、なかなか手に入らないため(ベトナム食材店にもあるとは限らない)、今回はサラダ油で代用しました。こだわる方は、アナトーオイルを手作りしてみましょう。
まず、ベトナム食材店などで上の写真のような赤いツブツブのものを探してみてください。“Hạt điều màu(ハッ・ディェウ・マウ)”といった名前で売られていますよ。小鍋にサラダ油と“Hạt điều màu”を適量入れ、中火にかけ、かき混ぜながら2~3分加熱すると、油が赤い色になります!
できあがったアナトーオイル。冷めたものを、鶏肉をマリネするときに少量入れます。
試したことはないですが、唐辛子の辛さと色付けの2つの役割を兼ねた、ラー油を使ってもいいかもしれません。風味が少し変わってしまうかもしれませんが・・・
3.鶏肉を炒める
フライパンを中火で熱し、油(大さじ1)をひき、マリネした鶏肉を薬味ごと全部入れます。その後、混ぜながら5分ほど炒めます。
4.水を入れて煮込む
その後、鶏肉が浸るぐらいの水を入れ、弱火で20分ほど煮込みます。
20分煮込んでみて、まだ汁気が多い場合は、もう少し煮詰めましょう。
5.盛り付ける
汁気がなくなったらできあがりです!
胸肉でもパサつかずに食べられました。玉ねぎやパプリカを入れても良さそうです。
生のレモングラスが手軽に買えるようになるといいですね~
鶏肉のレモングラス炒めはお弁当のおかずにもぴったり。曲げわっぱはレンジが使えないため、冷めても食べられるようなおかずを会社に持って行くのですが、鶏肉のレモングラス炒め丼はおいしくいただけました。(弁当箱は和風ですが、中はベトナム料理・・・!)