ホーチミンで生活することが決まったとき、まず始めたのが現地の情報収集。
わたしは食べ歩きが好きですので、ガイドブックやインターネットを参考にして、ホーチミンで行ってみたい食堂やカフェをピックアップして、ノートにメモしていました。
特に現地で本場のフォーを食べるのが楽しみだったので(ちなみに、最初に行ったのは「PHO HOA」です)、気になるフォーのお店はたくさんありました。
その中のひとつがはまぐりのフォー(Pho Ngheu)の専門店。
☆ベトナム語メモ
Ngheu(ゲウ)=はまぐり
ベンタイン市場の近くにあったようなのですが、2013年の渡航後、いざ足を運んでみると残念ながら閉店(移転?)した様子。結局、食べられないまま終わってしまったのでした・・・。
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2018年2月現在のパッケージ
その後、VINA ACECOOK社のインスタント麺で、はまぐりのフォーを食べました。
インスタント麺として出ているということは、はまぐりのフォーが食べられるお店があるということでしょうか?探せばはまぐりのフォーのお店が見つかるのかもしれませんね(わたしが探したときは見つかりませんでした・・・)。自身の中で、少し謎めいていた存在のはまぐりのフォー。
実際にお店で食べたことがないので、本当の味は分からないのですが、想像でこんな感じかなぁ?と自分で作ってみることにしました。
前置きが長くなってしまいましたが、今回は自作のはまぐりのフォーのレシピを紹介します。日本で手軽に買える材料で作れますよ~。
材料 2人分
材料
フォーの乾麺 200g
砂抜きしたはまぐり 8個ぐらい(アサリなら200gぐらい)
ミニトマト 4個
にんにく 1片
生姜 小さめ1片(にんにくと同じぐらいの大きさ)
ヌックマム(ナンプラー) 大さじ1
塩、砂糖 小さじ1/2
胡椒 少々
油 大さじ1
水 800mℓぐらい
付け合せ用(お好みのもの)
もやし、ライム(レモン)、万能ネギ、玉ねぎ、サニーレタス、揚げ玉ねぎ(エシャロット)、唐辛子、チリソース、ヌックマム(ナンプラー)、パクチー、その他お好みの香草
※フライドエシャロットは、ホーチミン市2区にあるグロサリーストア「Nam An Market(ナムアン・マーケット)」で購入しました
はまぐりは、こちらの便利なレトルトのものを使いました。
1.材料の下準備をする
はまぐりは殻をこすり合わせてよく洗います。
今回はレトルトのものを使ったので、そのまま使用。袋にたまった汁もそのまま使いました。袋を開けてしばらくすると、殻が開いてきましたよ。
ミニトマトは半分に、にんにくと生姜はみじん切りにします。
付け合せの万能ネギは小口切り、玉ねぎはスライス、ライムは適当な大きさにカットします。
2.スープを作る
鍋を熱して油(大さじ1)をひき、にんにくと生姜を炒め、いい香りがしてきたらはまぐりを加えて軽く炒めます。
その後、水を加えて、(殻が開いたら)アクを取ります。
ミニトマトを入れて5分ほど煮て、塩・砂糖・ヌックマムで味を整えます。
ヌックマムは2人分に対して大さじ1ぐらいがちょうど良いかと思います。
最初に大さじ2を入れて作ったところ、はまぐりの味よりヌックマムの味が勝ってしまいました。
食べるときにお好みでライム(レモン)の搾り汁などを入れると、結局、はまぐりの味が薄れてしまうかもしれませんが・・・。
3. フォーの乾麺をゆでる
フォーの乾麺を袋の表示時間通りにゆで(スープに浸っている時間を考えて、お好みでマイナス1分ぐらいにしても)、ざるにあげて水気を切ります。
水気を切った麺をどんぶりに入れておきます。
4.盛り付ける
スープを入れ、はまぐりとミニトマトをのせ、小口切りにした万能ネギや薄切りにした玉ねぎを散らし、胡椒を振ってできあがりです♪
殻からはずれてしまった身は、殻の上におきましょう(笑)。
はまぐりの繊細な味と、ミニトマトのかすかな酸味がおいしかったです。
最初にそのままのスープの味を楽しんだ後、ライムを搾ったり、サテトムを入れて味の変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。
これは、うどんで作ってもおいしいと思いました!
鶏肉のフォーや牛肉のフォーはスープを一から作ろうとすると時間がかかりますが、はまぐりのフォーは(砂抜きの時間を除いて)30分ほどで作ることができます。
はまぐりが手に入らないときはアサリでもいいですね。はまぐりの旬、2~4月にはぜひ新鮮なものを使って作ってみたいですね~。