東南アジア料理に欠かせない食材、タマリンド
日本では馴染みの薄い食材、タマリンド。
マメ科の植物で、見た目は茶色のソラマメのよう。
ベトナム語では「me(メー)」といいます。
甘みとフルーティーな酸味を持った果肉は料理に利用され、ホーチミンなどの南部では海老や貝を炒めるときのソースや、カインチュア(Canh chua)という甘酸っぱいスープに使います。
タマリンド味の料理は、疲れたときや暑くて食欲がないときにぴったり。
市場やスーパーでは、使いやすいペースト状のものが売られています。
手軽に試すなら、ジュースで!
こちらはベンタイン市場の食堂街で飲めるタマリンドジュース。
ダー・メー(Da me)という名前で売られていました。
上には煎りピーナッツがたっぷりトッピングされています。
タマリンドジャムを水で溶かして、シロップを入れて作っていましたよ。
味はとにかく甘くて、すごくおいしい!とは感じなかったのですが、疲労回復、整腸作用、新陳代謝アップ、脂肪の蓄積を抑えるなど健康には良いようです。
スーパーでは、缶入りでヌック・メー(Nuoc Me)の名前で売られています。
見た目は一見怪しげですが、梅ジュースのような味で、意外と飲みやすいです。
注:最後にどろっとした液体が出てくるので、飲む前に缶をよく振ったほうがいいです!
スーパーではタマリンドジャムやタマリンド味のお菓子が売られています。
タマリンドジャムをお湯や水で薄めて飲めば、日本でも手軽に東南アジア気分が味わえます。
焼酎を飲まれる方は、梅干しの代わりにタマリンドジャムを入れてみるのも面白そうですね。