オールドマーケット(Cho Cu)の近く、トンタットダム通りとハムギー通りが交わるあたりにある白身魚入りスープ麺のお店「NAM LOI(ナムロイ)」。
「南利」と店名の中国語表記も。オーナーさんは華人?
看板を見るとベトナム風ビーフシチューのボーコー(Bo Kho)もあるようですが、店内にいたお客さんはみな白身魚入りの麺を食べていました。
麺は米麺のフーティウ(Hu Tieu)と中華麺(Mi)から選べます。
さらにフーティウには2種類あり、半乾燥させたコシのある細麺ときしめんのような平たい麺があります。入口の調理場に麺が積まれているので、ベトナム語が話せなくても食べたいほうを指さして注文できます。
私は中華麺のミーカー(Mi Ca)を注文しました。
ミートパイ 1個12,000ドン(約60円)
注文後、店員さんがテーブルに小ぶりのパイを2個置いていきました。これは食べた数だけお金を払うもの。普段、テーブルに置かれたものは手をつけないのですが、これはおいしそうだったので食べてみることに。
パイはサクサクの軽い食感で、中に飲茶のチャーシューパイ(叉烧酥)を思わせる甘辛い肉が入っています。黒コショウがかなり効いていました!
白身魚入りスープ麺(Mi Ca) 72,000ドン(約360円)
ほどなくして麺も運ばれてきました。透き通ったクリアなスープに魚の白が映えて、見た目はとても淡泊。スープをすすってみると、ちょっと甘いけれど、スッキリした味です。
多分魚だしのスープだと思うのですが、ちょっと甘いと言っても繊細な魚の風味より甘さのほうが勝っていて、魚の味はよく分からず…。
チリと、コショウをたっぷりめに入れて。
粗挽きの香りが良いコショウを入れたら、淡泊なスープに変化がついてよりおいしくなりました。ベトナムのチリは辛くて、すぐに取り出さないとあっという間に激辛スープになってしまうので、要注意です!
麺はもちろんおいしかったのですが、個人的には「このためだけにわざわざ買いに行きたい」と思うほど、脇役のミートパイが気に入りました。
持ち帰りでミートパイを大量に買っているおじさんがいたので、このおいしさを今度は家でじっくり楽しみたいと思い、自分も2個購入。
半分にカット
帰ってから、味の分析をするためにゆっくり食べました。
中の肉はひき肉というよりペースト状で、ねっとりした食感です。
ベトナム風バゲットサンドのバインミー(Banh Mi)に入っているパテを甘辛くして、ネギ・生姜・黒コショウを効かせた感じの味です。
NAM LOIに来たら、麺と一緒にミートパイもぜひお試しください。
こちらもあわせてご覧ください。
フランス統治時代の置き土産“Pate Chaud(ミートパイ)”
NAM LOI(ナムロイ)
住 所:43 Ton That Dam , District1 , HCMC
営業時間:6:00~12:00、14:00~19:00
[…] ある日、「NAM LOI」で朝食に麺を食べた後、コーヒーを飲みに訪れました。 (食後は必ずコーヒーが飲みたくなります。。) […]