奥が深いベトナムのバナナ

みなさんはバナナはお好きでしょうか?

朝食やおやつに片手で食べられて、食べた後はすぐに脳のエネルギー源となって、手に入りやすくお財布にもやさしい。優秀な果物ですよね!

バナナのベトナム語
Chuối(チュォイ)

 

ベトナムスケッチの「ベトナムバナナ図鑑」の記事によると、ベトナムのバナナは約28種類もあるそうです。

わたしが実際見かけていたのは3~4種類でした。

バナナの種類の多さにも驚きますが、実を食べるだけでなく花・茎・葉も料理に使うことがわたしにとって大きな発見でした。

バナナ(の実)(Quả chuối)

生食用のほか、こんなバナナもありますよ。

果物売り場ではなく、お惣菜コーナーに置かれていたChuối sáp(チュォイサップ)というバナナ。

これは生食できない品種で、必ずゆでてから食べるものだそう。

食べてみると、普段食べている一般的なバナナより甘みが少なめで、少し酸味がありました。

食感は、蒸かしたお芋のようにねっとりしています。

 

花(Hoa chuối)

「バナナの花は食べられる」ということを、ベトナムに来てから知りました。

市場で初めてバナナの花を見たときは、ミョウガを巨大にしたようなその形状に驚いたものでした!!

中はこのようになっていますよ。

えのき茸のような部分の1本1本が、バナナになります。

花の外側の色が赤紫色のところは硬いので、数枚剥いた後に出てくるクリーム色部分を使います。

細く刻んで、麺料理(ベトナム人に人気の中部の名物麺・ブンボーフエなど)の薬味やサラダなどに使われます。

こちらはバナナの花をボートのようにして、お皿に見立てています!

上には甘酸っぱいタレで和えたサラダがのっています。

 

葉(Lá chuối)

バナナの葉の上にシーバスと薬味をのせて包み、蒸した料理を作ったときの写真です。

他にも蒸し料理にバナナの葉が使われることがあります。

 

2019年より、一部の野菜などを包装するときにプラスチック袋の代わりにバナナの葉が使われているのだとか。

プラスチックごみ削減につながる、素敵な取り組みだと思いました。

 

あと、わたしは見たことがないのですが、茎(Củ chuối)もサラダや和え物などにして食べるようです。

 

蓮もそうですが、植物を余すところなく使うところを見習いたいと思います。

☆こちらもあわせてご覧ください
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