ベトナム風お好み焼き!?
ベトナム中南部の名物料理、バインセオ(Bánh xèo)。
バイン(bánh )はベトナム語で粉もの料理の総称、セオ(xèo)は鉄板で焼いたときのジュージューという音を意味します。
約30cmほどの大きさの、ベトナム風お好み焼きといわれる料理。米粉・ココナッツミルク・ターメリックの生地に、豚肉・エビ・モヤシなどを入れてパリパリに焼き、サニーレタスや香草で包んで食べるベトナム中南部の家庭料理。ヌックマム(魚醤)をベースにしたタレ(ヌクチャム)をつけて食べる。野菜たっぷりでヘルシー。
ベトナムのスーパー・日本のベトナム食材店や輸入食材店には、バインセオのミックス粉が売られています。
水と具材を用意するだけで作れるので、とても便利です。
近くにミックス粉を買えるお店があればいいのですが、ない方もきっと多いですよね。
そんなときは、自分で粉を配合して作ってみませんか?
今回は、市販のスーパーで購入できる材料(ココナッツミルクは置いていないところもありますが・・・)を使って作るバインセオのレシピをご紹介します。
1.バインセオのタレを作る
最初にバインセオのタレを作っておきましょう。
タレの材料(4枚分)
- お湯(水) 大さじ2
- 砂糖 大さじ3
- ヌックマム(ナンプラー) 大さじ4
- ライム(レモン)のしぼり汁 大さじ2
- ニンニクみじん切り 適当
- 赤唐辛子のみじん切り 少々
- 大根、人参の千切り 少々 ※お好みで
上の材料を混ぜ合わせてできあがりです。
タイのナンプラーを使う場合は、気持ち少なめの量にしてください。
(ヌックマムよりナンプラーのほうが塩分が強いため)
参考記事:ベトナム料理に欠かせない調味料「ヌクマム」とは?|TRIPPING!
2.粉を配合する
ミックス粉の材料(4枚分)
- 米粉(上新粉) 2カップ(400ml、約180g)
- 片栗粉 大さじ4杯半
- ココナッツミルク 小さじ8
- ターメリック 小さじ1
- 水 2カップ(400cc)
4種類の材料と水を混ぜ合わせてバインセオの生地を作ります。
ココナッツミルクは液体と固形部分が分離していることが多いので、よく振ってから使うとよいです。
まず、ボウルにすべての材料を入れたら、
滑らかになるまで、泡立て器などでよく混ぜ合わせます。
ホットケーキミックスよりさらっとした感じになればOKです!
3.具材を炒める
バインセオの主な具は海老・豚肉・玉ねぎ・もやし。
現地では緑豆も入っていますが、今回はナシにして簡単に作ってみましょう!
具の分量(4枚分)
- 海老 150g →背わたを取っておく
- 豚肉 200g →食べやすい大きさに切る
- 玉ねぎ 1/2個 →薄切りにする
- もやし 1袋
フライパンを中火で熱し、油をひいて具材を炒めます。
海老と豚肉の色が変わり、玉ねぎに火が通ったら、一旦お皿に取り出します。
4.バインセオを焼く!
さぁ、バインセオを焼いていきましょう!
使うフライパンは、直径26cmほどの大きいフライパンか中華鍋がおすすめです。
フライパンを強火で熱し、油を多めにひき、バインセオの生地をおたま2杯分入れて、生地を丸く広げるようにフライパンを回します。
その後、炒めておいた具材を半分のスペースに置き、上にもやしをのせます。
次にフライパンにフタをして火を中火にし、1~2分蒸し焼きにします。
蒸し焼きにしたらフタを取り、再び強火にします。
生地の外側が剥がれてきたら、フライパンの縁から油を回し入れて焼き、パリッとしてきたら生地を半分に折ります。
5.盛り付ける
サニーレタスやシソ、お好みの香草を添えたお皿に盛り付けて完成!
シソとバインセオはとても合うので個人的におすすめです。
2回目、3回目と回を重ねるごとに、だんだんいい感じに焼けるようになってきました。
1回目のは焼きが甘かったです。。。
バインセオの食べ方
- まず手のひらにサニーレタス(や香草)をのせます
- 箸で食べやすい大きさに切ったバインセオをのせます
- バインセオをサニーレタスで包みます
- たれにつけて食べます
ぜひ自宅でバインセオを作ってみてくださいね!
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