イギリスの中編小説『闇の奥』
1902年に出版されたイギリスの小説家、ジョゼフ・コンラッド作の『HEART OF DARKNESS(闇の奥)』。自身の船員時代の体験をもとに書かれた作品です。
親戚の伝手でフランスの貿易会社に入社し、アフリカの出張所にたどり着いた船乗りのマーロウ。
そこで、象牙交易で権力を振るう有能な商人・クルツの噂を聞き、コンゴの奥地に住んでいるというクルツに会うため、コンゴ川を遡って密林の出張所へと向かいます。
地図上で空白となっているコンゴ奥地の闇、西洋植民地主義の闇、そして人間の闇を描写した作品と同じ名前が付けられた人気のクラフトビールバーがホーチミンにあります。
欧米人に人気のクラフトビールバー
場所は和食店が集まるレタントン通りと並行して走るリートゥチョン通り31番地のD。
31番地には、人気のローカル焼肉店「Luong Son Quan(ルオン・ソン・クアン)」のほか、お店が数軒並んでいます。
外の席。
中は冷房が効いています。
種類豊富なクラフトビール
カウンター席に座り、壁のメニューを眺めると、ビールの種類が豊富でどれにしようか迷ってしまいます。メニューの下にずらりと並んでいるクラフトビールの蛇口は圧巻!
スモールサイズは55,000ドン(約275円)、スタンダードは95,000ドン(約475円)、4種類の飲み比べセットは200,000ドン(約1,000円)、6種類は300,000ドン(約1,500円)です。※プラスVAT(付加価値税)10%がかかります
メニュー左側の「OUR FLAGSHIPS」は定番ビール、右側の「OUR SEASONALS」は季節ものです。
定番ビールのひとつ、「KURTZ’S INSANE IPA」には『闇の奥』の登場人物“クルツ”の名前が付けられていました。ラベルには、密林から覗いているようなクルツのイラストが描かれており、興味深いです。
さらに、サラダやデザートにも“クルツ”と付けられているものがありました。
HPを見てあらかじめ飲みたいビールを決めておくのもいいですね。
フードメニューはクラフトビールに合いそうなチキンウィング、サラダ、ナチョス、サンドイッチなど多数。中には枝豆(メニューには「EDAMAME」と書かれています)もありました。
どのビールがいいか分からないときは、スタッフにおすすめを聞くのが一番!
2種類試飲させてもらい、結果、定番ビールのひとつ「Primeval Forest Pilsner」にしました。ゴクゴク飲めるベトナムビールと比べると濃い!じっくりと味わって飲みました。
オリジナルグッズも販売
店内ではオリジナルグッズも販売していました。
定番ビールのラベルがプリントされたTシャツ、コースター、ポスターなど。
好きなビールの味を探すために飲み比べをして、マーロウのように“冒険”をするのも楽しそうです。
また11:00から営業しているので、ランチを食べながらクラフトビールを味わうのも最高ですね。
「HEART OF DARKNESS」のクラフトビールはホーチミン市内にある約50ヵ所のレストランやバーだけでなく、国内の他のエリアでも飲むことができますよ。→ 一覧はこちら
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ホーチミンでクラフトビールを飲むならまずはココ!「PASTEUR STREET BREWING COMPANY」
隠れ家のようなクラフトビールバー「ROGUE SAIGON」
ホーチミン2区のスアントゥイ通りにあるクラフトビールバー「BIACRAFT」
ベンタイン市場から徒歩圏内!しっとり飲めるクラフトビールバー「WINKING SEAL BEER CO.」
ベンタイン市場近くのクラフトビールハウス「EAST WEST BREWING CO.」
HEART OF DARKNESS(ハート・オブ・ダークネス)
http://heartofdarknessbrewery.com/
住 所: 31D Ly Tu Trong , District1 , HCMC
T E L :0903-0107-596
営業時間:11:00~0:00