ダラット出身の店主に習う本格ベトナム料理
名古屋市瑞穂区にある、元喫茶店のつくりを生かしたレトロな雰囲気のベトナム料理店「ダラット・マリムラ」。
時々ふらっと訪れて、おいしいベトナム料理と店主のタオさんとのトークを楽しんでいます。
アットホームであたたかいお店で、長居したくなります。
☆お店の紹介記事はこちらです
https://gucci-vietnam.com/dalat-marimura
そんなダラット・マリムラさんで毎月第2・3・4 木曜日(第5まであるときは第5木曜日も)に開催されるベトナム料理教室。
※料理教室は月曜日に開催されることもありますので、お店のFacebookページでご確認ください
料理教室を始められたと知ってから、「参加してみたいなぁ」と思いながらも、なかなか日程が合わず。。。
1月は日曜日にも開催すると知り、10月に申し込みをしました。
レッスン開始
①まず、ベトナム鍋を作ります
私が参加した日のメニューは
- ベトナム鍋
- 里芋のチェー
鍋料理といえば日本では冬に食べるイメージがあるかと思いますが、ベトナムでは一年中食べられています。
複数人で集まる際に食べる料理として、鍋は人気があるようです。
鍋料理の種類は鶏鍋、ヤギ鍋、海鮮鍋、花鍋、ドジョウ鍋など。
初めて知ったときに私が驚いたのが「花鍋」です。花鍋はホーチミン市などベトナム南部で食べられ、かぼちゃの花、ティエンリー(夜来香)の蕾、花にらなどが具材となります。放射線状に並べられたカラフルな具材が見た目にも美しく、ヘルシーでおいしいので女性におすすめです。
チェーは“ベトナム風ぜんざい”といわれる、ベトナムの伝統的なデザート。
温かいものと冷たいものがあり、甘く煮た豆類や芋類、寒天やフルーツなど複数の具材を合わせて食べます。

開始時間は10時30分。少し早めにお店に到着しました。
テーブルにはレッスンで使うたくさんの魚介類、野菜、きのこなどが並んでいて、すでにお腹が空いてきました。。。
この日の参加者は7名。私は「はじめまして」の方ばかりで、新しい出会いがとてもうれしかったです!

席にはレシピカード、お茶(聞いてみたところ、この日のお茶はアーティチョーク茶でした。→アーティチョーク茶とは?)、お茶菓子が。
あたたかいお茶を飲んでほっこりとした気持ちになりつつ、お茶菓子をつまみながらタオ先生の説明を聞き、みなさんとのトークもはずみました♪

ベトナム鍋に使うパイナップルを剥くタオ先生。
パイナップルは缶詰やカットされたものしか買ったことがなかったので、一から皮を剥くところを見られて貴重な体験となりました。
最小限に皮を剥き、パイナップルを余すところなく使うところに、ベトナム人の食べ物を大事にする姿を見ました。

こちらは鍋のスープに使う香味野菜(レモングラスなど)を炒めているところ。
炒めたあと、ヌックマム(ベトナムの魚醤)など調味料を入れてさらに炒め合わせました。

先ほどのパイナップルとトマトをカットしたものを加えます。
これが鍋に自然な酸味と甘みをプラスしてくれます。
さらに、タマリンドもプラス。タマリンドペーストの味見もさせていただきました(酸っぱかった!)。

こちらは頭・骨付きのタラで鍋のだしをとっているところ。
ここに、先ほどの炒めた材料を投入し、味を調えました。
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〜ここでちょっと休憩〜

最初はアーティチョーク茶をいただきましたが、次はパンダンリーフ入りのお茶を淹れていただきました。
パンダンリーフは“東南アジアのバニラエッセンス“と呼ばれるハーブで、甘く香ばしい香りが特徴。緑色の色付けにも使われます。
ベトナムやその他東南アジアの街を歩いていて、きれいな緑色をしたお菓子に出合ったら、それはパンダンリーフを使ったお菓子かもしれません。
☆パンダンリーフを使ったお菓子の紹介はこちら

パンダンリーフ入りのお茶を飲んだのは初めてで、興味津々でパッケージを見ていました。
茶葉の香りをかがせてもらうと、甘〜い良い香りがしました。ベースとなっているお茶は緑茶とのこと。
②里芋のチェーを作ります

こちらは里芋のチェーに使うパンダンリーフをミキサーにかけ、濾しているところ。

洗ったもち米に、パンダンリーフのしぼり汁を入れます。その後、加熱!

一口大にカットした里芋を加熱します。
その後、鍋に入れ、ココナッツミルクや砂糖を加えて弱火でとろとろになるまで煮込みました。

ここでもパンダンリーフが活躍。
束ねてから入れると取り出しやすいのだそうです。
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③鍋の盛り付け

さて、鍋に戻ります。鍋の具材を、真ん中に穴の空いた特殊な形の鍋にみんなで手分けして盛り付けました♪

その後、真ん中にスープを入れて煮立て、具材を適量入れて煮込みます。
煮込んでいるとき、教室内にいい香りが漂って、食欲をかきたてられました。
お楽しみの試食タイム
ゆでておいたブン(Bun、そうめんほどの細さの米麺)をお碗に取り、具材やスープを好きなだけ盛り付けていただきまーす!
「辛・甘・酸・旨」のバランスが絶妙な味で、そこに数種類の魚介のだしが溶け込み、かなりおいしく何度もお代わりをしました。
具材が少なくなったら追加して煮込み、ブンと一緒にいただきながら、ベトナムの話などをしてとても楽しかったです。
寒い日だったので心も体もあたたまりました。

辛い味が好きな人のための唐辛子。

食後のチェー。ココナッツミルクとパンダンリーフの香りがしてやさしい味わいでした。
おいしいベトナム料理を作って食べ、新しい出会いがあり、とても楽しい一日となりました。
ベトナム料理やベトナムに興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。きっと新しい発見、驚き、楽しさを体験できると思います。
料理教室は3ヶ月ほど先まで予約が埋まっていることが多いため、お早めに予約されることをおすすめします。
▼2回目に参加したときの記事はこちら
▼3回目に参加したときの記事はこちら
【愛知のベトナム料理教室③】「ダラット・マリムラ」でベトナム風お雑煮・エビとサツマイモのかき揚げ・豆花を習ってきました。
Dalat-Marimura(ダラット・マリムラ)
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住 所:愛知県名古屋市瑞穂区惣作町3丁目54
T E L :090-3250-2091
営業時間:9:00~18:00 (毎週火曜と第2・4金曜は20:00まで営業)
料理教室:第2・3・4 木曜 毎週月・木曜日(2020.11.3追記)
※水曜定休
※営業時間が変更になる場合があります