日本語で学べるベトナム料理教室「ヴァンダイエット料理教室」~鶏のカレー編~

~教室紹介&材料を切る編~のつづき

 

レシピには材料のベトナム語も書かれているので、ベトナム語の勉強にもなります。

材料を切り終えたら、つぎは鶏肉に下味をつけていきましょう~

 

鶏肉に下味をつける

鶏肉に赤わけぎのみじん切り砂糖塩・ヌックマムカレー粉をまぶして全体にいきわたるように混ぜ、下味をなじませるために30分ほど時間を置きました。

 

使ったカレー粉はこちら

赤わけぎ(hành tím)について

赤わけぎは日本で手に入りにくいので(あったとしても輸入物ですごく高い!)、わたしはホーチミンのグロサリーストアで乾燥したものを買ってきました。赤わけぎはベトナム料理でよく使うので、日本でベトナム料理を作る方は買っておくと便利かもしれません。ちなみに、写真のものは「Namanmarket」で購入しました☆2区とタンビン区(空港の近く)にお店があります。

ココナッツミルクを作る

さて、鶏肉に下味をなじませている間に、つぎはココナッツミルク作りです。

「え?!ココナッツミルクって自分で作れるの?」とまずびっくりしました!

新鮮なココナッツが採れて、すぐに手に入るベトナムならではですね~

これは熟したココナッツの果肉を削ったもの。

若いココナッツは果皮が緑色をしていますが、熟したものは茶色をしています。

コープマートで、この削られたココナッツが売られているのを見て、いつも「何に使うんだろう?ケーキに混ぜて焼いたりするのかな?」と思っていたので、謎が解けました!

布袋に入れた刻みココナッツにぬるま湯を足し、ボウルの中でギュッギュッと押して、ココナッツミルクを搾っていきます。

搾った新鮮なココナッツミルクはたったの2~3時間ほどしかもたないそうです。また、これを絶えずかき混ぜながら煮詰めていくと、ココナッツオイルができるのだとか。

こうしてできた液体が濃いココナッツミルク=一番搾り的なもの

これは香りがとてもいいので、料理の仕上げに使います。

その後、さらにぬるま湯を足して、薄いココナッツミルク=二番搾りを作りました。

日本で作るときは、缶詰のココナッツミルクでOKとのことですよ!

 

材料を炒めてココナッツミルクで煮る

30分ほど経つまで、材料の説明を聞いたり、雑談をしたりして楽しく過ごしました。

その後、鍋に油を熱して、赤わけぎのみじん切り・カットしたレモングラス・下味をつけた鶏肉を炒めました。

話はそれますが、「先生のコンロ、プルメリアの絵が描かれていてかわいいね~」とみんなで盛り上がりました☆

鍋の中はこんな感じ!この時点ですでにいい香りがキッチンに漂っていましたよ~

それから二番搾りのココナッツミルクを入れてアクをひき、20~30分煮込みました。

その間、ギザギザにカットしたサツマイモと人参を多めの油で炒めてから鍋の中に入れました。炒めてから入れるのは、野菜の食感を残すためだそう。

野菜が柔らかくなったら、一番搾りのココナッツミルク・塩・砂糖を入れて弱火で煮込み、最後にヌックマムを加えて味をととのえて火からおろしました。

できあがりー!

 

カレーと一緒に食べるフランスパンをカットして、フライパンで軽く炙ります。

日本人的にはカレーをごはんと一緒に食べたくなるところですが、ベトナム人はフランスパンかブン(素麺ぐらいの細さの米麺)で食べるそうです。でも、この鶏のカレー、ごはん(特にインディカ米)で食べても絶対おいしいはず!

カレーを盛り付けて、ダイニングスペースへ。

飾りの人参・バジル・チリ・レモングラスがきれいで食欲をそそります。

フランスパンをできあがったカレーに浸していただきましたが、とってもおいしかったです!辛くはなくマイルドな味で、ココナッツミルク・レモングラス・ヌックマムの風味がベトナムらしくて、日本やインドのカレーとはまた違ったおいしさでした!

 

~いちごのシントー&試食編~につづく

 

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