ひき肉や木耳・春雨など具がギッシリ詰まったベトナムの揚げ春巻き。
ハノイなど北部では「ネムザン」、ホーチミン市など南部では「チャーゾー/チャーヨー」と呼ばれ親しまれています。
北部と南部では呼び方だけでなく、揚げ春巻きのサイズも異なります。
北部の揚げ春巻きは中華春巻きぐらいの大きさで、あらかじめ食べやすくカットされていて、南部のものは親指大の小さめサイズとなっています。
今回は、ブン(細い米麺)の上に揚げ春巻きのほか野菜やなますなどをのせ、甘酸っぱいタレで和えて食べる麺料理・ブンチャーゾー(Bún chả giò)を作ってみましょう♪
ブンチャーゾー作り開始☆
材料 2人分
春巻き用 ※春巻きは3~4人分の材料
- ライスペーパー(22cm) 12枚
- 豚ひき肉 200g
- 乾燥春雨(水で戻しておく) 少々
- 乾燥木耳(水で戻しておく) 4枚
- 芋類 適量
- 人参 1/3本
- 小ねぎ 2本
- にんにく 1片
- エシャロット(赤わけぎ) 1個 ※あれば
- ヌックマム 少々
- 塩 少々
- 胡椒 少々
タレ(ヌクチャム)用
- にんにく 2片
- 生唐辛子 1本
- 砂糖 大さじ2
- ライム(レモン)の搾り汁 大さじ2
- ヌックマム2(またはナンプラー) 大さじ4
- 水 大さじ4
付け合せ用
- 米麺ブン(素麺でも可) 200gぐらい
- サニーレタス
- きゅうり 1本
- もやし
- シソ
- なます(市販のものでも可)
- ピーナッツ
- ねぎ
- 油
ブンチャーゾーを作る手順は、それぞれの具を準備して、最後に合わせるイメージです。
少々時間がかかりますので、時間に余裕のあるときや、先に作れるものは作っておくと良いと思います。
- 春巻きを作る
- 野菜を切る
- なますを作る
- ピーナッツを砕く
- ねぎ油を作る
- ヌクチャム(タレ)を作る
- ブン(米麺)をゆでる
- 春巻きを揚げる
- すべてを器に盛り付ける
春巻きを作る
今回、ライスペーパーはケンミン食品さんのもの(直径12cm、正方形タイプ)を使用しました。
こちらは大きめサイズで、食べる前に揚げ春巻きをカットしますが、小さめサイズのライスペーパーで作って、カットせずそのまま麺の上にのせてもいいですね。
揚げ春巻きは前日の夜に事前に巻いておき、食べる前に揚げるだけの状態にしました。
4枚目(右下)は、我慢できずに味見と称して夜に揚げてしまった写真です。。。
ベトナムで揚げ春巻きを習って驚いたことは、中に芋類が入るということ!
ベトナムではタロイモを入れたのですが、日本にないので里芋で代用しています。
芋類が入ると、揚げたときにお芋が溶けて、具材をうまくまとめてくれる気がします。
▼揚げ春巻きの詳しいレシピはこちらをご確認ください
野菜とピーナッツの準備
野菜は細切りに、ピーナッツは砕いておきます。
今回なますは市販のものを使いましたが、ご自身で作る場合は大根と人参少量(50gぐらい)を細切りにし、塩を少々入れてもみこんで水分を出してから、砂糖大さじ1、酢またはレモンの絞り汁(わたしはポッカのレモン果汁を使いました)大さじ1で和えて、しばらく時間を置き、味をよくなじませます。
ねぎ油とヌクチャム(タレ)の準備
ねぎ油の作り方
少量の油を熱し、刻んだねぎと塩をひとつまみ入れます。
香りが出てきたら、焦げる前に火を止めます。
または、耐熱のお碗にネギと塩を入れておき、熱した油を上からかけてもOK!
その場合、油をかけたらすぐに箸でかき混ぜてください。
ヌクチャムの作り方
■タレの比率
砂糖1 : レモンの搾り汁1 : ヌックマム2 : 水2
砂糖→レモンの搾り汁→ヌックマム→水の順に合わせて、最後にみじん切りにしたにんにくと生唐辛子を加えます。
ポイントは「砂糖の後にレモン果汁を入れること」。
こうすることで、レモンの香りがより引き立つのだそうです。
▼すぐに使える便利な商品もあります
ブン(米麺)をゆでる
ブンは袋の表示通りにゆでたあと、ザルにあけ、流水で洗ってから水気を切ります。
春巻きを揚げる
春巻きは食べる前に揚げましょう。
できた揚げ春巻きは半分(または1/3)の大きさにカット!
盛り付ける
いよいよ盛り付けのときがやって来ました!
器にブンを入れ、揚げ春巻き・野菜・なますを置き、真ん中にねぎ油とピーナッツをかけます。
できあがり!
完成図です。
食べるときはタレを上からかけて、底からすくうようにして混ぜながらいただきます!
野菜多めでサッパリしていておいしいですよ~~
材料が多く少々時間もかかりますが、とてもおいしいので、お時間のあるときにぜひ作ってみてくださいね☆