2品の写真を比較してみましょう
ぷるぷるもちもちした食感の米粉料理が多いベトナム。
その中に、Bánh cuốn(バインクオン)とBánh ướt(バインウット)があります。
日本語では“蒸し春巻き”と訳されることが多い料理です。
ホーチミンに住んでいた時からこれまでの間、2つの料理の違いがよく分からないままでいました。。。
さて、問題です!
上の写真のどちらがBánh cuốn(バインクオン)でどちらがBánh ướt(バインウット)でしょうか?
チクタクチクタクチクタクチクタク・・・・・・
ピコーン!
Twitterのお友達に教えていただいたのすが、生地の中に具が入っているものがBánh cuốn(バインクオン)、具なしがBánh ướt(バインウット)のようです。
具が入っている入っていない、と聞いたことがあるのですが定かではありません…😔
— ベトナム 🇻🇳 ぼっちめし (@VBotchi) May 21, 2020
前に間違えて注文したことがあるので、具なしと具ありで間違いありません。義姉はベジタリアンなのでいつも具なしを注文してます。
— 🇻🇳VN_FOOTBALL (@VN_FOOTBALL) May 21, 2020
目の前にいたスタッフに確認しました。
Bánh ướtとbánh cuốn 、水に浸したライスペーパーを蒸すところまでは同じで、その後に何か具材を包む(bánh cuốn)か、包まず畳んで切るだけ(bánh ướt)かの違い、ということです。
お母さん(ライスペーパー)は同じ、兄弟です、と説明を受けました^ ^
— MunehitoKiri@読書とアウトプット (@MunehitoKiri) May 21, 2020
よく見ると、半透明の皮の中に具が入っているのが分かりますね〜
黒っぽく見えるものは木耳です。
こちらは入っていないですね。真っ白です。
どちらもぷるぷるもちもちの米粉生地の上に、ベトナムハムやモヤシ、フライドエシャロットがのっていることは同じのようです。
バインクオンの作り方
専用の器具を使い、米粉の生地をクレープ状に広げて蒸し焼きにしています。
見ていると、とても難しそうで、うまく作るにはたくさん練習する必要がありそうです。
生地ができたら隣のトレイに移し、具(豚ひき肉や木耳)を入れて巻きます。
その間に、次の生地を作ります。
生地を蒸し焼きにする人、具を包む人。
ちなみに、ベトナム語でBánh(北部の発音:バイン、南部の発音:バン)はパンやケーキなど粉もの料理の総称(詳細はこちら)、cuốn(クオン)は巻く、ướtは濡れるという意味があります。
ヌックマムベースの甘酸っぱいタレをかけていただきま〜す!
朝食にぴったりのバインクオン&バインウット。
日本でも気軽に食べられたらいいなぁ(コンビニなどで販売してくれたらうれしいなぁ)と思います。
【おまけ】北部タインチ風蒸し春巻き、Bánh cuốn Thanh Trì
ハノイ市の南東にあるThanh Tri(タインチ)名物、生地に木耳が練り込まれたBánh cuốn Thanh Trì(バインクオン・タインチ)。具なしです。
タインチ風は米粉と木耳の食感を楽しむシンプルなバインクオンで、別添えのベトナムハムや香草といっしょに食べる点では一般的なバインクオンと同じようです。
Thanh Tri(タインチ)県の位置
こちらもあわせてご覧ください。
Bánh ướt(バインウット)を作ってみよう♪
市販の粉を使って“バインクオン(蒸し春巻き)”を作ろう!~前編~
市販の粉を使って“バインクオン(蒸し春巻き)”を作ろう!~後編~